フェザー級戦線を考える

http://blog.livedoor.jp/nhbnews/archives/51642978.htmlより
DEEPで三島が「某メジャー団体には65kgの階級は出来ないようです。」と発言したらしいが、これは十中八九DREAMのことを指しているのだろう。となるとDREAMのライト級の一個下の階級フェザー級はKIDの意向が優先され、62キロ前後のリミットで決定されることが濃厚に思える。DREAMのライト級より下の試合に関しては今までは契約体重で行われており、山崎vs昇侍が67キロ、所vsウエノヤマが63キロ、所vs山崎が64キロ契約だった(記憶がちょっと曖昧)。

DEEPはネバダ基準に基づいて階級を設定していたが、バンタム級に関しては階級毎の差異を考慮し、ネバダ基準の61,2キロでは無く、62キロに設定した。となるとDREAMのフェザー級も、62キロあたりの設定になる可能性は高そうか。その場合DREAMに参戦するために階級を落とした昇侍は、その体重まで体重を落とせるのか。山崎なども元々は70キロで戦っていたので、62キロとなるとさらに苦しくなるような気がする。

次回DREAMで所とキラービーの山本の対戦が決定した。山本といえばパンクラスでネオブラッドを制し、より適正階級と思われる修斗フェザー級(60キロ)に戦場を移していた選手。ただ注目度を考えるならDREAMフェザー級ができた以上そこに照準を定めるは当然の流れではあるだろう。今回の相手所は人気なら70キロ以下のMMAの選手ではナンバーワンともいえる選手だけに、この対戦オファーは願っても無いくらいのものだったと思う。所側がら見ても所自身現在二連勝中で、相手はKIDの弟分的な選手ということでその選手に勝てば一気に対KIDが見えるということもあり、ストーリー的には確かにわかりやすいマッチメークではある。

とここで一気に視点を変えるのだが、このDREAMのフェザー級。実は凄くおいしい舞台ではないだろうか?強豪の外人選手がいるわけでもない。日本人の熾烈な争いがあるわけでもない。昇侍に勝ち、所に敗れた山崎。そして今度所と戦う山本。この二選手を共に文句無い形で破ってる選手がいる。それは引退した志田だ。対山崎に関しては完封具合、試合内容に関しては志田のほうが上だと自分は思っている。しかし志田は日の目を見るわけでもなく引退。所は志田と同じように山本から完璧な勝利を奪えば一気にKID戦が見えるというのは、光の当て方で全然違ってしまう所があるなと思ってしまう。

まあはっきりいえば所が山本にそれなりの勝ち方をしてKID戦をつかんだとして、61キロ近辺の体重で志田や、山本、志田をKOしてる前田吉郎に勝てるのか?という疑問が自分には浮かんでくるということ。この近辺の体重の選手はなるべく早くアピールしてDREAMフェザー級に参戦することが、凄くチャンスにつながると思う。ケージフォースのバンタム級トーナメントの潰しあいで生き残るような選手や、この階級の世界最高峰のWECにチャレンジして、そして結果を出すような選手がほんとは一番評価されるべきなんだと思うけど、そんなに潰しあいが熾烈では無いDREAMフェザー級がどうしても注目度が高くなってしまうのは、どうなんだろう?と思ってしまう。