視聴率14、7%

テレビ的に特にダイナマイトの視聴率はTBSで格闘技中継が続くかどうかに大きく関わってくるので、視聴率重視になるのが致し方ない部分があるのは確かにせよ、内容はかなり悪かった思う。だらだら長い上に試合内容もつまらないものが多い。数字的には多分合格点なような気はするが、あの内容を見て格闘技おもしろいな、次また見たいなと思ったファンがどれくらいいるかが疑問だ。

おもしろい内容になれば視聴率が取れるのかという必ずしもそうではなく、芸能人が出たりする話題性が視聴率に繋がるのも確かなのでいい視聴率を取るかつ、おもしろい内容を見せてファンになってもらおうというのはかなり難しいんだとは思うが。あの大会でつまらなさの原因になったのものを失礼ながら勝手に上げるなら、K−1甲子園や他の特に意味があるとも思えないK−1の試合。総合でプロとして戦えるレベルなのか疑問の残る西島や船木の試合、キャラクターだけで試合は単純につまらないだけのミノワマン。何の意味があるのかわからない試合をする田村と所。ボビーとサップはまあ芸能人枠で視聴率枠としての意味はあるのでまあ一応OKかと(別枠の評価として)。この辺の選手の試合はファンに何か見せられるものがあったのかというと正直わからない。

プライドの大晦日の中継は2005年は金子の試合を入れ視聴率にこだわった部分があったにせよ、その前2003(期間が少なくラインナップが十分でない部分はあったが),2004年は視聴率より等身大のプライドをお茶の間に見せるプロモーション的な意味合いがあったというし、それなりの内容を見せて格闘技のおもしろさを伝えた部分があったと思う。2007年のダイナマイトはそういうおもしろさを伝える部分ではかなり苦しい部分があったのが残念だった気がする。MAXに関しては視聴率が伸び悩んでるとはいえ、平均的にある程度のクオリティの大会は毎度やっているのである部分安心だが、HERO’Sに関しては視聴率もそうだが、中身のクオリティの部分で見せて視聴者をひきつけることをしていかないと駄目だと思う。純粋な技術の攻防、力の凌ぎあいで生き残れない選手を、人気があるからといってプロテクトするようなマッチメークの試合を組んでいたらほんとにHERO’Sはますます人気が低下する可能性があると思う。やれんのかとの連立でHERO’Sが変わるといわれるが、人気選手を上げる、プロテクトするだけのマッチメークは考えていったほうがいいと思う。