レギュラー争い展望

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去年の成績を見ると上の5人、西川、近藤、大田、渡邊、中田はある程度レギュラーに近い選手だと思う。中田は8月以降一切チームに貢献していないので今年は1年戦える体作りは必要だと思うが(2年連続でキャンプ未完走だし)。

 

裏を返せば6人目以降の選手はレギュラーが空いているという事になる。ポジションでいえばキャッチャー、サード、ショート、外野の一角がそれになる。なかなかシーズンイン前にポジションが4つ空いているチームも無いだろう。

 

それがチームが弱い理由にもなっているのだが。キャッチャーは多分今年は万全でキャンプインできるだろう清水がレギュラー候補筆頭だけど、宇佐見も試合を見る限り能力は高いし、評価が高い打撃面で成績を残せるなら出場機会は増えると思う。

 

サードは新戦力ビヤヌエバに多くチャンスが与えられるだろうけど、鳴かず飛ばずで終わるなら、日本人にもチャンスはある。特に今年初1軍キャンプスタートの今井はサード一本で勝負して出場機会を掴んでほしい。

 

ショートは中島がレギュラー有力だろうけど、肘が痛いとかいっているらしいので、その間に石井でも平沼でもポジションを奪い取って誰にも渡さないようにすればいい。

 

外野は西川、近藤、大田が不動というけど、DHを含めれば打撃で成績を残せる選手は1人入る余地はあると思う。本当なら右打ちの大砲の外野を獲得することが編成上必要だと自分は考えていたが、フロントはそれをしなかったので、所属選手にはその分チャンスは残っている。

 

それを誰が掴むのか。王柏融が多分最有力だろうけど、本当に打つほうで成績を残せる選手がいるなら、誰でもチャンスはあると思う。それが松本剛なのか、他の誰かなのか。

 

多分今年は例年よりキャンプの練習量は増えるだろう。だからキャンプ序盤の練習試合だとあまり体が動かず結果が出ない選手もいるかもしれない。ただその辺は多分首脳陣もちゃんとわかって見ていると思うので、レギュラーを狙う選手はまずはキャンプのフルメニューをしっかりこなすことを第一に考えてほしい。

 

もちろん体が動かない中でも結果を残すことがアピールのためには必要なことなんだろうけど、そればっかりにこだわらず練習内容の充実をしっかりできれば、実戦も多いしチャンスは多くあると思う。その中で結果を残してレギュラーを掴んでほしい。

 

練習量を落として、序盤の練習試合に元気な状態で出て結果を出したところで、あんまり意味は無いくらいに思ってほしい。レギュラーに近いだろう上の5人もキャンプの練習で体が動かないくらい追い込んだ状態で、序盤の練習試合に出れば、シーズン終盤の疲れてる状態での試合のような感覚でどう結果を出すかという想定にもできるかもしれない。