待ちガイルと格闘技

まず待ちガイルとは
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スト2に置ける禁じ手/封じ手といわれる操作

ガイルで画面隅にしゃがみ、キックやソニックブームでけん制しつつ

焦れて飛び込んできた所にサマーソルトキックをたたき込む

ひたすらそれを繰り返す戦法

スト2とは対戦格闘技ゲームのストリートファイター2のことで、待ちガイルはそのゲームにおける戦法の一つ。
これを格闘技に置き換えれば、ロングレンジのジャブやローキックなどの打撃を打ち込んでまた離れるを繰り返すヒットアンドアウェイ作戦が、キックやソニックブームでのけん制。

距離を取る試合運びに終始して、焦れて相手が来たところをカウンターで狙う作戦が、焦れて飛び込んできた所にサマーソルトキックをたたき込むことに通じると思う。

格闘技においてこの戦術を極めた選手ばかりが勝つ流れになると、かなりつまんなくなるように思う。ただ現状ではこのスタイルを選んで、特化しようとしてる選手を相手選手が崩すには相当な力の差と、対策が必要なんじゃないかと思う。真っ向勝負だと差がある選手同士でもこの戦術を選ぶことによって、その差が多少埋まってしまうという現象が起こりうるとも感じる。

実際ルールで消極的な試合運びは口頭での注意くらい(まあマイナスポイントとかはあるだろうが)しか無いならこういう試合運びをしたところで反則負けになる確率は低いだろうし、こういうスタイルを極めればそれなりの所までいけるわけだし、選手としては正しいのかもしれないが、単に見てるだけの側からすると納得しにくいというかおもしろくないとこもある。

あくまで個人的な意見をいわせてもらうなら、エンターテイメント性の強い大会、興行ならそういう試合運びはどんどんルールで規制する流れにしてほしいのが正直な所。現時点では、こういう試合運びをする人間が得をして、そういうスタイルを選んだもの、やったもの勝ちみたいな流れがちょっとあるように思える。待ちガイル戦法を極めることが、頂点への近道だったら見てる側からするとあんまりおもしろくない。