日ハムコロナ現状続

ツイッターを見ると、1軍の選手スタッフほぼ全てが濃厚接触者と認定されたみたいなものがあった。これだけ陽性者が出たら、団体行動の性質上全員が濃厚接触と判定されても仕方ない。

 

仮にこれが事実だとして、濃厚接触者は2週間の隔離が必要になるというから、単純にその期間の試合は無理だろう。そこから試合に向けてのコンディションを作り直すのは1週間くらいは必要に思うから3週間一切試合できない可能性もあるかもしれない。

 

その期間の試合をすべて延期にはできないだろうから不戦敗か最悪リーグ戦棄権の可能性も出てきたかもしれない。もう後はなるようにしかならないし、状況に応じて対応していくしかないのだろう。

 

何度も言っているけどここまで感染が拡がったのは、検査の頻度をNPBが定める月一度にしていたことが理由。仮に陽性者が出る前の最後の検査が4月6日ではなく、4月23日とかならここまで拡がらなかった可能性はある。何度もいっていることの繰り返しになるがソフトバンクの検査の頻度と比べれば雲泥の差がある。

 

今球団がやらないといけないのは、当然現状に対する対応なんだけど、それだけではなくこの検査の頻度を指示、実行していた人が誰で、検査の頻度を決めた理由が何なのかをしっかり調査、発表すること。ここをなし崩しにするから今回のような事が取り返しがつかないくらい大きくなってしまったと思う。

 

多分他の球団は今回の日ハムを反面教師にして今後は検査の頻度を極力増やすことになると思う。そうすれば陽性者が出たとしても、感染の拡がりを抑えてチーム活動の停止までには至らないだろうし。

日ハムコロナ現状

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昨日は新しい陽性者と濃厚接触者の認定があったが、今日の発表はいまのところ無し。昨日の件で気になるのは昨日新しく出た陽性者はいつの検査のものかよくわからないこと。

 

4日の検査なのか3日の検査なのかそれより前の検査(高濱らが陽性になった検査)なのか。この辺もしっかり報告してほしいし、情報はこまめに出すようにしないと他のチームが日ハムと試合するにあたって不安を持ってしまうと思う(表に出ないように情報交換しているのかもしれないが)。

 

以前の予定では5日にPCR検査をしてそこで感染者をあぶりだして6日に7日からの楽天戦開催の可否を決めるということだったと思うが、今日の検査の結果がどうだったのか。陽性者が無いならそれを発表したほうがいいし、あるならあるでそれも発表したほうがいい。

 

この球団は全部をなし崩しというか、手間を掛けないようにという考えで物事を進めようとするが、そういうのが現状の理由になっているように思えてしまう。今はどういう対応をしてその結果がどうなのかを逐一発表する責任はあると思う。

今後のチーム考

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今の状況を考えると週末の楽天戦の開催も危うくなってきた。石井監督の発言から札幌で試合をすることに対して不安を感じているようだし、イコール安全に試合ができるのかの信頼なのか信用をこの球団は無くしかけているともいえてしまう。

 

まずは相手チームに最低限の安心を与えられるまで試合の再開は難しい。どういう状況になればそうなるかはわからないけど球団が全力で取り組むしかないのだろう。

 

仮に試合再開が伸び伸びになったとして、一つの区切りは来週の札幌ドームソフトバンク戦がメドに思う。それも出来なかったら12試合が延期になってしまうしそうなると延期した試合を消化するのは相当難しくなってしまう。

 

そこまでいくと不戦敗あるいは最悪リーグ戦棄権の選択肢も出てきてしまいかねない。最悪14日までには試合を再開できる状況になっていてほしいと思う。チーム編成という意味では陽性が出る前の野手の半分くらいがコロナでチームを離脱してしまった。

 

当然主力級の選手の離脱もあってチームの編成は相当苦しい。ファームの選手を総動員しないとチームは成り立たないレベルだろう。樋口、野村、上野のような1軍経験者やまだ1軍経験は無い梅林、五十幡辺りも呼んで1軍のメンバーを再構成するしか試合を成立できないだろう。

 

投手陣に関しては現時点では離脱者がいないが、今後どうなるかわからないしどういう調整ができているのかも不明。とにかくこれ以上陽性者が出ないことを願うしかないが、また出たらもうリーグ棄権の可能性も無いとは言えないだろう。

 

球団の歴史上最大の危機ということが今起こっている。でもそのことに対して球団のオーナーは何も思っていないだろう。自チームの選手、スタッフの安全だけでなく他チームの安全、利益よりも自分の利益を最優先して物事をすべて考えている以上いまのような状況は全て起こるべくして起こったといっていい。

日本ハム荒木大輔コーチら3人がコロナ陽性、渡辺諒ら5人が濃厚接触と判定

 

これ以上感染が拡がらず、陽性者の健康状態が回復することをまずは願う。何度もいっているがこれは球団がコストが掛かるのを嫌がって検査の頻度をNPBが定めた月一度だけにしていたことが、これだけ感染が拡がった一番の理由。

 

仮にソフトバンクくらい週2度とか検査(簡易的なものも含むかもしれないが)してこれくらい拡がったなら球団に何も落ち度は無いと言い切れるが、月一度(月二度ペースといっているが実質月一ペース)の頻度の検査で対策を十分にしたとはとてもいえない。

 

ソフトバンクが週2度のペースで検査をしているのは感染者を一人も出さないためにしているわけではない。仮に陽性反応が出たとしても、週二度の検査なら陽性者をすぐに隔離してそこからの拡がりを最小限に抑えるためにそういうペースでやっているはず。

 

日ハムのNPBが定めた最低限の月1ペースの検査では、陽性者が出た時点ですでに拡がりが始まっていて抑えることができなくなってしまうことにもなる。でもコロナの対応の責任者に取れば検査の頻度を多くすればするほどコストがかさむからそれを嫌がってNPBが定めた月1という検査しか今までしてこなかった。

 

その結果が今の最悪と言っていいレベルの感染の拡がりに繋がっている。この球団の人間はシーズンを送っている選手、スタッフの安全とコロナの検査にかかるコストを天秤に掛けてコロナの検査のコストのほうを取ってしまった。そういう人間がこの球団の運営をしている。

ファームの選手に巡ってきたチャンス

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1軍と接触のない2軍は現在も千葉県鎌ケ谷市の2軍施設で練習を続けている。コロナ禍による未曽有の危機を乗り越えるためには、2軍で伸び悩む若手の台頭が今こそ求められる。

 

チーム活動がいつ再開できるかわからないけど、今は個人の調整もままならない状態。鎌ヶ谷の選手は、試合はできないけどがっつり練習はできる。いまのような状態が続けば1軍の選手はコンディションが落ちていくが、2軍の選手はコンディションを維持はできる。

 

だから2軍の選手にとってはたなぼた的にはなるがチャンスが生まれてくる。今の状況に遠慮とかではなく、ここを千載一遇のチャンスと捉えられる選手に出てきてほしい。野村は怪我で2軍に落ちたが、ある程度試合に出られるコンディションなら試合勘がどうとかいわず、ぶっつけで1軍に出るくらいの心構えを持ってほしい。

 

五十幡は最近2軍でコンスタントに試合に出ているが、彼も毎試合フルとかは難しいと思うが、1試合置きくらいとかで1軍の試合に出るつもりの準備はしておいてほしい。彼らが一気にまた1軍で飛躍できたらいまの逆境がプラスになる可能性もある。

 

彼らに限らず2軍の選手は今を逃さないつもりで準備しておいてほしい。

月2回ペースの矛盾

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日本ハムは月2回のペースで行い、また陽性となった10人も判定から48時間以内は外出を控えていたという。川村社長は「当面は小まめに検査をしないといけない」と話した。

 

何回もいうけど月2回ペースでの検査だと、辻褄が合わないのだが(汗)。今回陽性者が出た検査(それも自覚症状があったから)の前の検査は4月6日と一月近く前。どういう計算をしたらそれで月2回ペースといえるのか。

 

NPBが月1回ペースでいいといえばこの球団は余計なコストを掛けるのを嫌がって月1回の検査で済ませようとする。ほんとに月2回ペースというなら福岡のビジター戦前の札幌ホーム戦のときに検査できていたはずだし、そのときに陽性者が出ていたらもっと少なく済んだかもしれない。

 

仮にそのとき陽性者が出ておらず、今回と同じような結果だったなら、札幌から福岡への遠征中に感染したのかなとか対応もしやすかった。対応がすべて後手になってしまっている。オーナーがコストを掛けるのをすべてに置いて嫌がる結果、チームの選手スタッフを危険にさらしただけでなく、対戦チームにも迷惑が掛かっている。

 

今まではNPBの要望通り月一回の検査だったけど陽性者が大量に出たから今後は検査のペースを変えるとか対応としてはお粗末にもほどがある。この球団の体質は身売りしない限りずっとこのままだろう。

 

選手を金儲けの駒としか思っていないから、安全対策のコストも最低限に抑えてチームをリスクの高い遠征にも出して結果陽性者が大量に出した球団の責任は凄く大きい。

続コロナ対応考

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今後の対応で仮にまた別の選手に陽性反応が出たり、濃厚接触者が新たに出てそれが主力選手だったらもうチームとして機能できなくなってしまう。まずはそうならないことを願いたい。

 

また繰り返しになるけど検査の頻度をコストを抑えるために最小限にするのは凄くリスクが高い。陽性になった西川、清水、ロニー、今川は検査前の試合に出ていたし結果的に対戦相手にもリスクが拡がってしまう。

 

仮に検査をソフトバンクのように頻繁に行っていれば、陽性になったらすぐに隔離して拡がりを防ぐことができたかもしれないし、対戦相手に感染リスクを広げることも防げた。ここは球団の落ち度というかコストを掛けるのを嫌がるただのわがまま、怠慢と個人的には思う。

 

オーナーがコストを掛けることをとにかく嫌がり検査も最小限にしたことが、結果的にいろんな所に迷惑が掛かっているがそのことに負い目みたいなものはないんだろうか。他の11球団はそのことをここのオーナー、球団に指摘したほうがいいと思う。