斎藤友は去年開幕戦で投げて、壮絶な逆転負けのきっかけを作ってしまった。矢野監督としては5点リードだったからなのか、オープン戦で状態がよかったからなのか、勝ちパターンの岩崎ではなく斎藤を投げさせたんだろうか(詳しい事情はちょっとわからない)。
侍ジャパン相手の試合では159キロを出していた斎藤だがこの日は最速149キロと彼らしい投球はできてはいない(ヤクルト打線が凄いのは間違いないが)。メンタル面が課題といわれ、実績、経験がまだ足りない斎藤にとってはこの日の結果はかなり引きづるものもあった気がする。
だから新庄監督としては、斎藤友に対して環境を変えてあげて楽に投げさせて力を発揮させたいというところがあると思う。だから代表戦に登板させてあげて秋季キャンプでも建山コーチが付きっ切りで指導していた。
いきなり勝ちパターンでフル回転とはなかなかいかない気はするが、楽な場面が中心でもいいから、そこで結果を残して自信を付けてほしいと思う。まずはキャンプの実戦からばんばん投げてアピールしてもらいたい。
159キロとか160キロ近い球をど真ん中に投げた上でバカバカ打たれたなら、もうそれは別に仕方ないでいいと思う。結果を怖がって腕の振りが緩くなった150キロいかない球を打たれたら、なかなか次に繋がっていかない。