前に書いたこととほとんど同じになるけど田中正にはチーム事情的には中継ぎをやってもらいたいというのはある。ただ本人は去年の秋から今まで一貫して先発で挑戦したいと発言している。
人的補償という形で移籍してきた選手に本人が希望していないポジションをいきなり押し付けるというのはさすがにあれだし、本人のモチベーションを高くするためにも最初は先発争いに入れて上げたいと個人的には思う。
新庄監督は今年は勝ちに徹するというから、本人の意思よりチーム事情を優先して起用するとは思うが、田中正義に関しては先発でチャンスを上げてほしい気はする。そこで結果を残し続ければローテの一角に食い込むチャンスはある気はする。
ただ先発を希望というなら投げて抹消みたいな起用は新庄監督はあまり評価はしない気もする。例えば中6日で一度投げて次に抹消くらいが起用法としてはぎりぎりかなと思う。それに耐えうる体ができていないなら必然的に中継ぎに回されるかもしれない。
佐々木朗希は去年3年目で129イニング投げたが、彼は160近い球速を投げ続けていたし高校は強豪校というわけでもなかった。その中で規定投球に近いくらい投げている以上田中正の立場で先発で投げて抹消を繰り返してみたいなことは評価としては厳しくはなってしまう。
彼のスケール的には日ハムでいえばダルビッシュ、大谷に次ぐものがあると思う。その期待値の高さゆえにプレッシャーが大きくなってしまっていたが、環境が変わったことでプレッシャーが軽くなってくれれば、それがいい方向に向いてくれると思うのだけど。
可能性的には低いとは思うけど、このスケールがエース級の投手として開花してくれれば人的補償の選手としては最高の移籍になる。
