来季の方向性は投手を中心にした守り勝つ野球

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来季のチームの方向性は投手力を中心にした守り勝つ野球が一番のテーマになると思う。オフの補強の動きを見てもそういう風に感じる。シーズン前は投手力の評価は12球団で最低クラスだったのに、若手の成長や新加入のマルティネス、トンキン(後半は苦しかったけど)の活躍で、リーグで2番目の防御率を誇る投手陣になった。ただシーズン後半経験の浅さ、選手層の弱さが表面化して、防御率が悪化し、順位を落としてしまった。



その課題、弱点に対してフロントが活発に動いて、自由契約の金子千尋獲得、マルティネス残留、新助っ人ハンコック、バーベイト獲得、トレードにより秋吉獲得と十二分な補強に成功した。後半経験不足が露呈した若手投手陣も今年の経験を経て来季はさらなる成長に期待できると思う。




今シーズンに関しては、マルティネス、トンキンらの加入はあったけど補強はそれくらいで、大谷、マーティン、増井ら主力投手の退団もあったため、投手陣に関しては半分再建ありきなシーズンだったと思う。その中である程度結果が出た部分もあったし、課題が大きく出た部分もあった。でも来季は再建に使った今期と、大きな補強を合わせて本格的に結果を出していかないといけないシーズンになると思う。



数字的には、中継ぎは防御率が1番よかったし、分厚い補強でさらに安定感を増してほしい。先発は金子の加入と復活、有原の復活なのか覚醒なのかこの2人がポイントになってきそうか。札幌ドームという投手有利な面もあるので、それを生かした上で、防御率1位だけでなく、他と差を広げた上での防御率1位の投手陣を目指してほしい。