サップvsミノワマン
サップはなぜ中途半端に下になるリスクがあるスリーパーを狙いにいったのか。結果ミノワマンが回転して上になり脚関節を炸裂させ一本勝ちした。サップの対応力が駄目なのかやる気があんまり無かったのか、空気読んだのかわからないが。ミノワマンは正直どうでもいい。
ホンマンvsカンセコ
さすがにひどかった(汗
視聴率は取れたかもしれないが総合格闘技を誤解されかねない気もする。
ノルキヤvsソクジュ
ノルキヤは中邑や成瀬に負けているのでソクジュがこういう勝ち方をしても別に驚かなかった。
ムサシvsハント
最近負けまくってるハントでも打撃戦になればチャンスがあるような気がしていたがあっさりグラウンドに持ち込まれあっさり一本負けしてしまった。もうハントは駄目かな・・・。
川尻vsカルバン
川尻がカルバンを完封したのは凄いと思った。ただ終盤はスタンドでラッシュかけて欲しかったとも思ったけど、安全策でグラウンドに持ち込んだんだろうか。トップポジションを取ったときにもっといい以前書いたようなパウンドが打てればもっとよかったのでそこはちょっと残念だった。ギロチンを取られかけたときは、カルバンはアブダビ王者のヤヒーラからギロチンで取ってるのでやばいと思ったが、脚をうまくフックさせないでディフェンスしたのは素晴らしかった。
結果的に魔娑斗戦が濃厚になったが、正直川尻はスタンドではガードが下がっていてそこが心配だ。ただ最近の魔娑斗は打ち合って盛り上げる試合をしようとする結果ディフェンスが甘くなって大きいのをもらう傾向があるので、川尻もチャンスがないわけでは無いかもしれないが。
所vsカラム
寝技で動きのあるいい試合だったが、所にとってはカラムはグラウンドの攻防に付き合ってくれる分相性のいい相手ではあったと思う。快勝して評価を上げた所だが、以前DJに負けたときと比較して取り立てて変わった印象は受けなかった。
前田vs高谷
前田はうまく距離を取って打撃を当てたり、グラウンドに持ち込んだりいい試合運びをしていたが、いかんせん一発の破壊力が違っていた。高谷は元々65キロ級で、63キロで戦うにあたっても前回の試合では当日72キロまで戻していたようだし、前田は多分ナチュラルで66キロ前後で試合のときもそのくらいだろうからそのパワーの差が大きかったと思う。前田は63キロで戦うにしても本来の階級61キロで戦うにしてもフィジカルを強くしていく必要があると思う。
今成vsビビアーノ
今成の試合スタイルは自分からテイクダウンにいかないので相手が付き合わないとこういう試合になってしまう。ビビアーノがリスクを背負って攻めに行くべきだという論調もあるが、自分的には今成のほうがリスクを背負ってテイクダウンにいくなりすべきだと思っている。脚に潜り込んだり、リスクのある距離になるとすぐ下に引き込むスタイルは正直あまり好きではない。
KIDvsウォーレン
KIDがいまいちだったという評価が多いが、自分的には動き的には悪くは無いと思った。全盛期に比較してKIDが落ちているんでは無いかといわれるが、KIDの全盛期としていわれるのが、ヒーローズで優勝したり、K−1ルールで魔娑斗や村浜と戦ったときのことをいうんだろうが、あのときは70キロ級で戦っていてナチュラルな体重で67キロ前後だったと思うが、アマレス復帰で60キロ級にいって、総合に復帰した際は63キロ契約でビビアーノとの試合だった。そのビビアーノとの試合も、今回のウォーレン戦と似たコンディション、パフォーマンスだったと自分は思う。適正の階級に移行する際にナチュラルなコンディションが多分落ちてしまったことが、いまいち全盛期に比較して爆発力が落ちてしまっている原因だと思う。
下の階級でやるからこそナチュラルなコンディションはなるべく落とさないような減量をして試合に臨む必要があったと思う。KIDは今ナチュラルでは増やして64キロ前後だといっていたので、70キロで戦っていたときと比較すればやはりパワーは落ちてしまっていると思う。そこをフィジカルトレーナーなりと相談しつつ、改善していけば70キロ級で戦っていたときと大差ないパフォーマンスを63キロ級でもできるような気がするのだが。
これはKIDだけでなく、前田、所にもいえる。前田はさっき書いたので省くが所も今回はいい勝ち方ができたが、そのフィジカルの部分を改善しない限りグラウンドに付き合わないDJみたいなスタイルの選手とやるとまた苦しむと思う。フェザー級GPの今後の展望や興行の総括より、この三選手のフィジカル、コンディションの作り方のほうが気になってしまった。