川尻と近藤のハーフガードからのパウンド

GONKAKUの川尻のインタビューによると川尻は二度目のシャオリン戦あたりからハーフガードのパウンドを得意にしていて、その際参考にした試合が近藤vs郷野の一戦目の試合であの試合を見てハーフガードからあれだけ強いパウンドを打てるんだと思って研究するようになったとか。

最近の川尻の試合はグラウンドになってもどうも決めきれない試合が多い気がする(エバネス戦は参考外だと思う)が、もういっそのことグラウンドに入ったら完全なパスガードを狙ってマウントパンチや関節技を狙うより、ハーフまで持っていくパスとパウンドを狙う試合運び一辺倒でいってもいいような気もしてきた。次のカルバン戦ではそういう展開が個人的には見てみたい(トップポジションを取れるかはわからないが)。

以前ハーフガードからのパウンドについて書いた記事
http://d.hatena.ne.jp/iippanashi/20070213

一方近藤のほうは郷野戦以降あまりこのハーフガードからのパウンドを炸裂させる試合が無いが(他でいえば最初の菊田戦くらいか)、それは技術的な問題というよりフィジカル、コンディションの部分が、このときに比較して大きく落ちてしまってることが大きいと思うので、今の充電期間の間にどれくらいこのときのコンディションに近づけているかが気になるところ。北岡のブログなんかによるとスパーリングなどはかなりこなしているようだが、フィジカルの部分がどうなってるかは見えてこないので果たしてその辺どうなんだろうか?

北岡と近藤について比較した記事
http://d.hatena.ne.jp/iippanashi/20081109