DREAM3感想

山崎vs昇侍
昇侍は膝を故障してるとはいえ、大石にはタックルから完封されているし、今回も山崎のタックルをほとんど切れず負けてしまった。故障のせいなのか、対応力のせいなのか。山崎は昇侍に勝ったとはいえ志田に負けたときから印象の変化は特に無し。

柴田vsミラー
柴田は実力相応の舞台、相手と経験を積まないと力をつける前に壊れてしまうような気がした。ミラーは思ったほどの力の持ち主にも思えなかったが、次の試合で実力が計れる相手との試合が見てみたい。

マヌーフvsデウォン
マヌーフはK−1ルールで二週間前にKOされた影響かあまり元気が無いように思えた。次の試合(GP二回戦になるのか?)までにはコンディション調整とMMAの準備に専念してほしい。最後の膝は正直後頭部で反則行為には見えた。まあFEG&旧プライドが裁いてる以上空気読みレフェリングで流されるのはしょうがないが(汗

中村vsプギョン
中村が青木、石田も判定で勝つのがやっとだったプギョンにKO勝ち。ただ中村はどこか地味さを感じるし、ぶっちゃけそこまで強い選手にも思えないところはある。ただ大舞台でインパクトを残したのは確かなのでこれからチャンスも増えそうか。次はキャラクターが見えやすい相手とやってほしい。石田とかマンバとかシャオリンとかなんかはどうだろうか。

ディアズvs井上
ディアズは73キロ契約で五味とやったりしたので70キロまで落とせるのかなと思っていたが、減量に苦しんでいたらしいので日本でやる分には76キロあたりが適正か。井上はリーチの差がありありでスタンドでディアズが終始主導権を握っていた。井上はやはり70キロが適正なのだろう。パンクラスウェルター級王座をDREAM参戦のために返上したことにされてしまった井上の今後の舞台はどこになるのか。パンクラスライト級かDREAMライト級でもう一度チャンスをもらえるのか。

川尻vsブスカペ
川尻はもっと苦戦するかと思ったが、終始ペースを握って完勝した。つまんない試合だったという評価が多いが、ブスカペ相手だとしょうがない部分もある気がした。

ハンセンvsアルバレス
ハンセンに勝って貰いたかったので結果は残念だった。ハンセンはスタンドで大きなパンチを貰いすぎたのはよくなかったと思う。アルバレスはジダ戦では結構スタンドで貰っていたので、防御に穴があるのかなと思っていたが。ただいい試合だったので、次立ち技とテイクダウンとフィジカルを鍛えてまた頑張ってほしい。アルバレスもジダ、ハンセンを破り、カルバンが長期欠場との噂もあるので、エース外人として頑張ってほしい。

宇野vs石田
予想では石田のタックル連発戦法に苦しむかと思ったが、宇野の対応力の前に石田が攻めあぐねてしまう感じだった。宇野は川尻戦のときもそうだったが独特の圧力とうまさで相手にプレッシャーを掛けて石田はかなりやりづらい感じだったんではないだろうか。ただ宇野が一本勝ちするのは予想できなかった。宇野はメインでかなりアピール度の大きい勝利を修め一気にDREAMの主役の一人になった感が。

最初の5,6試合目まであたりは正直盛り上がりに欠けていたが、ケツ2試合が締まるとそれなりのイベントだったように思えてしまうのも確か。事前の期待感は薄い大会だったが最後の2試合でかなりいい形で終わったと思う。残ったメンバー川尻、アルバレス、宇野に、青木が永田に勝って加わればそれなりに期待感の持てる決勝大会になりそうに思えてきた。