ユンドンシクvs弁慶
おもしろいカードだが、弁慶にとっては前回の日本デビュー戦で、一本負け。そして今回の相手ユンは前回負けた瀧本以上の力があるように思えるので、弁慶にとっては、かなり厳しい展開になる気がする。
ミノワマンvケビンケーシー
ミノワマンの相手変更でこの名前を聞いたときまた関節技の対応ザルの選手を連れてきたのかと、思ったらヒクソングレイシーの茶帯とか。
http://youtube.com/watch?v=SSQSJgQ5FXs
http://youtube.com/watch?v=Q62C_0zjKVQ
http://youtube.com/watch?v=OVy226V7qU8
柔術の試合を見る限り茶帯の試合でも一本勝ちしてるので、グラウンドではケーシーが有利に運ぶ気がする。総合の試合は始めてなので、ミノワマンは打撃の部分で勝負するべきなのだろうけど、ミノワマンはテイクダウンのカットもうまく無いので、グラウンドに持ち込まれて凌いでからチャンスを見つける展開になりそうか。
桜庭vs柴田
噂に上がっていた桜庭vsカーンを組んでいたらかなりの確率で桜庭が負けるだけで無く、かなりのダメージを負い大晦日に出られるくなる可能性大なので、桜庭vs柴田で大晦日桜庭vs船木に繋げるほうがプロモーター的にはやりやすいのはわかる。ただ柴田は山本に出会い頭で勝っただけで総合初めてのグレイシーに何もできない実力。船木もVTの実績はレンケンとペテーラに勝っただけで、他はブラガにぼこられ、ヒクソンに一本負けしている。その二選手が桜庭とやって何か生まれるのかというと疑問も残る。
HERO’Sのライトヘビー級はMMAの最前線とは一線を画した階級、いわゆるプロレス的な、UWF的な戦いを中心にしていくということなのかもしれないが、今の時代強さの部分の説得力に欠ける試合がどこまで伝わるのか。桜庭vs柴田はピークを過ぎた選手対ガチンコの地力で上に上がれるかわからない選手、桜庭vs船木は過去に一時代を築いたもの同士の試合という印象を持った。
桜庭vs船木の意味をもう少し考えると、まず大晦日は話題性、視聴率ありきの大会なのでそういうマッチメークをする必要があるが、桜庭のコンディションを考えるとおいそれと一線級の選手を当てるわけにはいかないので、桜庭にとっては、パンクラスの創始者でプロレス界で一時代を築きVTの実績はほとんど無い船木というのは、いい相手なのかもしれない。
船木の側から一パンクラスファンが考えてみると、ヒクソン戦に敗れて引退した後、しばらく顧問としてパンクラスに残っていたが、特に理由を説明するわけでもなくパンクラスを退団、そして前田と合体しHERO’Sで復帰という流れを全面的に応援できるのかというと?マークも残る。北岡の船木への挑戦の真意が自分には計りかねるのだが(どこまで本気なのかも)、それに対し前田が反論してるのはかなり?マークが残った。
北岡の挑戦は勝手な推測だけいうなら、パンクラス退団からHERO’Sで復帰という流れへの疑問が理由にあったのかもしれない。こういう流れで復帰して桜庭や田村なんかとやるだけじゃおいしいとこどりしにきただけという指摘も当たってはいると思う。だからといって船木の生かし方となれば、一線の相手と当てるとあっというまに負けてしまう可能性大なわけで、桜庭や田村、ホイス、ヒクソンという相手あるいは、ミノワマンみたいな相手を当てないと生かせないのもある。
かといって北岡と船木の試合を組むのは色んな意味で現実味に欠けるのはある。船木が「おれをボコボコにする人は他にいる。北岡じゃなくてもいいと思います」と発言してるが、他が誰を指すのか。外国人選手ではないだろうし、船木をぼこぼこにして名を挙げたい日本人がいるのかどうか。となるとパンクラスの誰か?パンクラス次代のエース川村なのか、船木に一度は勝ったものの最終的には負けたままで終わっている近藤なのか。