日本人対決

HERO’SにUWF系の選手が集まり始めたことでUWF系日本人プロレスラー同士の戦いが増えることが予想される。そこでUWF系日本人の今までの主な日本人との対戦経験(決定カードも含めて)を挙げてみた。

桜庭和志
vsミノワマン(当時美濃輪育久)、秋山、柴田

田村潔司
vs美濃輪(二戦)、瀧本

ミノワマン
パンクラス時代
vs佐々木(二戦)、秋山、菊田、田村
PRIDE時代
vsヤマケン、上山、桜庭、田村

船木誠勝
対戦経験無し

柴田勝頼
vs山本、桜庭

金原弘光
vs近藤、川村

近藤有己
vs石川、郷野(二戦)、菊田(二戦)、金原、中村、松井

今後の展開としてHERO’Sライトヘビー級は、桜庭、田村、船木、ミノワマン、柴田の絡みが中心になっていくと思われる。まさにいい意味でも悪い意味でも現代版UWFという感じ。UWFもほぼ日本人同士の絡みだけだったし。そのマッチメークでどこまでファンの興味を惹くことができるのか。プロレスファンだけなのか、格闘技ファンや一般の人にもアピールしていけるのか。まず桜庭対柴田でそれを計ってみたいと思う。

あと上記の対戦を見て感じるのは、桜庭、田村は日本人と試合するときは(桜庭vs秋山を除いて)、あんまり強くないかつ、人気、知名度のある選手としかやらないのかなというのが正直なところ。ミノワマンパンクラス時代はグラバカと試合してたが、PRIDE以降はリスキーな日本人対決はしないことで人気を保ってたとこも大きいように思う。対グラバカ、近藤が実現して今ほど人気を保てたかどうか。

柴田も実力が人気、知名度に追いついてないという意味ではミノワマン同様おいしい選手になってしまっている。桜庭vs柴田も桜庭が対美濃輪のときみたいにおいしい相手が用意されてるという感想を持ってしまう。桜庭vs柴田は色んな意味で桜庭vs美濃輪と似たカードだと思う。そういうどこか打算が見えるところが乗れない理由に自分にはなっている。桜庭対美濃輪は桜庭が勝つだろうし、負けた美濃輪も相手が超人気選手ということで価値が落ちにくい。桜庭対柴田もほとんど同じだと思う。

ミノワマンにしても柴田にしても、弱くて人気があるからおいしいとファンにも選手にも思わせないようにしてほしいし、トップ選手もそういう選手とばかりやろうとしてほしくない。まあ結論的にいいたいのは、近藤が対戦をアピールしたのを桜庭や田村は無視したのに、柴田、美濃輪、船木みたいな選手とばかりやろうとするのは、どうなのかと。逆に近藤は柴田は別として、桜庭、田村、船木、美濃輪みたいな相手と積極的にやろうとするべきだと自分は思う。今までグラバカ、金原、中村、松井みたいな相手とやってる以上、そういう選手とやってもおいしいとこどりにはならないはずだし。