桜庭10・9欠場

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/headlines/wrestling/20060927-00000028-spnavi-spo.html

FEGは脳のダメージより、首のダメージが原因ではないかと、暗にスミル戦での恣意的なレフェリングにより桜庭が必要以上に負ったダメージは関係無いと主張してるように聞こえるが、これが事実であるにしても、あのダメージが遠因になって無いとは言い切れないと思う。


あの選手生命どころか生命の危機にさらされるようなダメージを負った試合から二ヶ月で試合、それも勝ちあがれば二試合のトーナメントに出場自体危険としかいえないように思う。検査に異常は無いといっても、ダメージ抜きの休養一月、試合3週間前に体を動かし始め、二週間切った段階でやっとスパーリングを開始というコンディションで、試合させるというのも酷な話である。
ビッグプロモーションのスター格として、試合するのは恩恵も多いが、その分のリスクも伴うんだなというのを実感する。


新日本プロレスに所属した故福田選手も脳内出血から検査に検査を重ねて、万全と判断した会社のGOサインで復帰をしたのに、事故が起こってしまった。脳のダメージに関しては万全を尽くしても尽くしきることは無いわけだから、主催者の方には慎重に事を運んで欲しいと思う。興行を成功させるために、スター選手をなんとか勝たせようとするがためにストップが遅れるレフェリング、無理なスケジュール、コンディションでの強行出場。この二つに関しては目先の興行の成功と引き換えに莫大なリスクを伴うということを主催者の方には肝に銘じて欲しいと思う。