角田氏のレフェリングについてだけど、どうしてもＫ−１はテレビ主導、テレビありきのイベントなので、ルールに沿って厳格にレフェリングするわけだけにはいかない部分があるのは確か。去年のバダハリの反則失格も、ＭＡＸの佐藤はバダハリの行為をテレビで見て一発失格だろう！と思ってたらしいし、ルールに沿ったレフェリングをするならあの悪質な行為は確かに一発失格に値するものだと思うが、ワールドグランプリの決勝という舞台で角田氏が簡単にあの状況で一発失格を出せというのは酷な部分もあるとは思う。
結局ボンヤスキーのダメージ具合が試合を再開できるまでにいたらずに、ぐだぐだの中バダハリが反則失格になったが、ボンヤスキー（あるいは他の選手でも）が試合を再開できる程度まで回復したなら、イエローカード程度で普通に再開していただろうと思う。そういうイベントありきの運営の仕方をＫ−１はどうしてもせざるを得ない部分があるのだろう。kamiproなんかでルールに従ってだけレフェリングするならそれほど簡単なことは無いと角田氏は語っていたが、結局Ｋ−１はイベントありきなので、色々な空気を読みながらレフェリングをやらざるをえないということがいいたいのだと思う。
ただ今回の武田選手の場合、限界を超えてるのは明らかなのに、イベントを盛り上げるために無理やり続けされるレフェリングをしたことは、安全面、健康面の問題が大きくなってしまうので、さすがに問題がいつも以上に大きかったと思う。今回３ヶ月の謹慎ということだが、角田氏のレフェリングの場合空気の読み加減が過度すぎるので、正直な気持ちをいうとその後でも大きな試合はあまり裁いて欲しくないかなと思う部分がある。
