玉井の登板頻度

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玉井が登板過多になっているとか、酷使されすぎとか自分も含めてよく声が上がるけど、登板を振り返ると2連投は多いけど、3連投は一度もなかった。

 

たまたまなのか、意図的なのかはわからないけど、3連投が無いだけでも負担的には違うとは思う。ブルペンでの肩の作り方も、1年目は30球投げてたらしいけど、今は経験を積んで10球で済むようになったとか。

 

ただこの登板数で回跨ぎも多いから負担が無いわけでは無い。今後の日ハムの日程はあまり厳しくは無いし、順位が下位に決まりそうな分無理に中継ぎに負担を掛けることはしないだろうから、玉井の登板も来季を見据えた感じで、コンディションを見ながら投げさせてあげたい。

 

 

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ホームランランキング

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ホームランのランキングでは当然外国人の大砲が名前を連ねている。西武は外国人の名前は無くても日本人の名前が何人もいる。日ハムは9位に中田が一人いるだけ。

 

これではチームが勝っていくのは難しい。最初からハンデを背負って試合しているようなものだと思う。

 

日ハムはコンスタントに30本ホームランを打てるレアードを一から育てたのに、簡単にロッテに放出して、チームがホームランが減って得点力が落ちていることに苦しむことになってしまったが、これを来年以降のチーム編成にどう繋げていくのか。

 

1から育てたホームランバッターでも年俸が高くなれば、チームのホームラン数が減ろうが、戦力が落ちようが、勝ち負けは度外視で、同一リーグの流出も辞さずというのがフロントの考えなんだといわれたらそれまでだが。

 

年俸の安い第二のレアードをまた育てるためにフロントは、今必死に外国人の発掘をしているのだろうか。

復帰した浅間

 

 

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浅間が怪我明けとはいえ絶好調で今日の試合も猛打賞だった。復帰してからはサードを守ることが多いので、守備の不安は当然あるけど1軍に昇格してサードで試合に出す形が今はいいかなと思う。

 

今のチーム状態だとだれがサードを守っても、大差ないような気がするし、もう経験を積ますことも併せて浅間をサードでの起用してほしい。

実績、経験のあるレギュラー

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2018年は実績、経験のある選手が6人(西川、大田、近藤、中田、レアード、中島)レギュラーだったのである程度1年安定した戦いができた。

 

2019年は実績、経験のある選手がレギュラーとして4人(西川、大田、近藤、中田)しかいなかった。渡邊は1年レギュラーとして頑張ってくれているけど経験不足は否めないので昨日のようなミスは当然起こりうる。

 

仮にレアードが残っていたなら経験のある選手が5人レギュラーとしていたので、渡邊含む若い選手のカバーも今年と比べれば難しくは無かったと思う。

 

今年はレアードが抜けたことで若手がオーダーに連なることが増えて、それをカバーできる経験のあるレギュラーが減ってしまったことが、今のチーム状況に繋がっている。

 

今の日ハムを指して揶揄するような声も多いけど、2016年に陽、2017年に大谷、2018年にレアードと連続でレギュラーが抜けていて、それをFAに頼らず若手の育成だけでカバーしてきたことはなかなかできることではないと思う。

 

弱くなって当たり前というチーム編成のやり方をしている。その限界が今顕著になっているけど、それを見て球団フロントがどう考えているのか。

 

選手の放出考

今のセカンドは渡邊がレギュラーを取りかけている。昨日のミスだけで今年の頑張りを否定するものにはならないと思うし、ここに関してはチームは渡邊を我慢強く起用して育てたというところは評価できる。

 

セカンドは田中賢介がレギュラーとしてずっとチームを引っ張っていた。アメリカにいった時期もあったけど、帰ってきてからも力を発揮して2016年の日本一に貢献してくれた。

 

ただ2017年あたりから衰えが顕著になってセカンドのレギュラーが不在になってしまった。そのセカンドの穴を2017、2018,2019と3年掛かってやっと後釜の選手が見つかったようなイメージ。ここは時間が掛かったけど世代交代がうまくいったところだと思う。

 

ただ糸井、レアードの放出は違う。彼らは日ハムが手塩にかけて一から育てて、リーグを代表するような選手になったのに、ほぼ全盛期の状態で日ハムが放出してしまった。その穴を簡単に埋められるわけは当然なく、糸井を放出した年は最下位、レアードを放出した年も最下位に沈んでしまっている。

 

糸井にしてもレアードにしても田中賢介のようなピークを過ぎつつある中で、他の選手がレギュラーをもぎとるという形が一番チームとしてスムーズな世代交代ができたと思う。

 

ただチームの方針で二人とも放出してしまった。二人のレベルの選手は早々育つことは無いのに、自分から放出してしまったら戦力の低下は当然だし、チーム成績が下降するのも当然だろうと思う。

 

だから今後は田中賢介のような形を増やして、糸井、レアードのような形は極力避ける形を取らないと、チーム力は落ちる一方だろう。

若手をカバーする層の厚み

 

普通にサードにレアードがいただけで、若手がミスしてもカバーできるくらいの層の厚みはあったと思う。

 

清宮、王ありきのチーム編成にするためにレアードを放出したのに、昨日は対左投手ということもあったけど、成績が低迷しているために結局二人ともオーダーから外れている。

 

ちぐはぐなチーム編成のやりかた、チーム構成になってるとしか思えない。ただ放出してしまったものはしょうがないので、2年、3年、あるいは4年、5年かけてソフトバンクや西武のような、ベテラン、中堅の選手もオーダーに多く並んで、経験が豊富な選手がチームを引っ張って、若手もそういう中で伸び伸びできるチームを作っていかないといけないと思う。

 

若手若手のごり押しは思考停止に近い。

ミスの連鎖、経験不足の選手が多いチーム構成

今日の内野は、一塁中田、二塁渡邊、三塁横尾、遊撃平沼と、中田以外の選手が経験不足の若手。そうなると経験不足からミスは起こるべくして起こる。シーズン終盤だったり、連敗中の僅差の試合だと余計プレッシャーが多くなり、ミスする確率は高くなる。

 

宮西がミスするにしても積極的にいってミスしてほしいといっているけど、これはなかなかそうはいかない部分はあると思う。ミスを恐れて消極的になるのはしょうがないかなと思う。

 

経験、実績のある選手がそういう経験が足りない若手のミスをカバーしてくれればと思うけど、フロントがレギュラーを毎年のように放出してしまった結果、チームの中の若手の割合が増えている。

 

そうなると実績のある選手が若手のカバーをするのも、余計に大変になってしまう。例えばオーダーの中に若手が一人ないし二人くらいなら、彼らが経験不足からミスをしても、他の7人、8人のレギュラーの選手がカバーすることは難しくないと思う。

 

ただ今はオーダーの中に若手が4人、5人占めているから、彼らのカバーを4人とかのレギュラーがカバーするのは困難さが2倍、3倍になっているのが今のチーム状況だろう。

 

そういうチーム編成にフロントが年俸の高くなってきたレギュラーは放出して若手の育成でカバーするという方針のためになってしまっている。

 

今のチーム状況はレアードを残留させていただけで、180度違うといっていいくらい、レアードを放出したことが全ての起点になっている。チームのホームラン減少からくる得点力不足、経験豊富なサードのレギュラー不在から来る内野守備の不安定さ。

 

共にレアード放出が要因だろう。2015年に入団したレアードを、前半戦はずっと鳴かず飛ばずのままだったのに我慢して起用し続けた結果、ホームラン王を取れる選手にまで育てた。その選手を清宮、王柏融の出場機会の確保、コストの高くなったレギュラーは放出するという方針から、2018年に1億強の年俸で同一リーグのロッテに放出。

 

そのロッテは今はCSが十分狙える圏内にいて、一方日ハムは最下位になってしまった。普通に考えればフロントの大失態で批判を浴びて当然だと思うけど、フロントは結果が悪かろうが意に介さず、チームの若返りが進んだならそれでOKと考えてしまっている。

 

若手若手の一辺倒のチーム方針が今のチーム状況に繋がっていることにフロントが気づかないと、勝てなかったけど若手が経験を積むシーズンだったという年が永遠と続いてしまう。

 

もっと柔軟に若手に経験を与える機会も与えるけど、しっかりベテラン、中堅の選手もオーダーに並べて、若手の割合を減らせるようなチーム編成、チーム構成ができるようにしていかない、もう限界が来ているだろう。ソフトバンク、西武のチーム構成と日ハムのチーム構成は、中堅、若手の割合が全然違う。

 

 

でどっちがチーム力があって勝てているのかをしっかり考えないと、上位争いどころか、最下位争いの常連のチームになってしまう。