ボール球見極め率&ストライクゾーンスイング率


http://baseballdata.jp/mdata/SQG.html


ボール球見極め率は選球眼のよさを計る指標なのだけど、1位が鳥谷で2位が西川。近藤は規定に達していないのでここには入っていない。日ハムの不動のリードオフマン西川が2位で選球眼に長けていて、四球を選べるというのは大きい。松本剛は指標的には下のほうになる。ただこの数字はルーキーだったり、まだレギュラー確定してないような選手は悪くなる傾向があると思う。そういう選手は積極的に打っていかないといけない立場だし、打席での余裕もまだ持てないだろうし。



だから松本だけでなく、一番なのに出塁率が悪いなんて言われた京田なんかは来年以降ここが改善される可能性はあると思う。何年も選球眼がよくないといわれてる選手は改善は難しいと思うけど。


http://baseballdata.jp/playerB/1100097_2.html



規定に達してないのであくまで参考だが近藤は鳥谷よりも指標は上の数字を残している。近藤の特徴で挙げられるのはストライクゾーンスイング率が低いというところ。軒並み60%前後かそれ以上なのに、近藤は50%以下の数字になっている。これは近藤が浅いカウントならストライクゾーンでもヒットにするのが難しそうなボールは見逃している現れになっている。



結果近藤は2ストライクに追い込まれることが多い。でも2ストライクでの対応力に近藤は自信があるから、浅いカウントならストライクでも見逃すということをやっているのだと思う。このボール見極め率と、ストライクゾーンスイング率から近藤の打席でのアプローチの特徴が見える。このアプローチの仕方で今シーズンはあの高打率、高出塁率を叩き出していた。



で来年どうなるか。他球団は近藤のデータを研究して攻め方を考えてくるだろう。多分ボール球はあまり使わず早めにストライクゾーンでカウントを取りに来るんではないだろうか。打率が高い近藤でも0−2、1−2とストライク先行のカウントならかなり打率は落ちる。だからそういう早い攻めが多くなるのではと予想する。今年みたいに際中心の攻めで見逃されてボール先行になったら、また近藤有利で打席が進んでしまうから、そうならないようにしてくるのではと思う。



ただ近藤一人に神経を使い過ぎて、他の打者に打たれてもしょうがないから、今年みたいにボール先行で歩かれるならしょうがないみたいな攻めもあるかもしれないけど。来シーズン他球団が近藤に対してどういう攻めをするのか、心配であり興味深いとこでもある。