日本人の負けなどについての感想

というお題にしましたが、まあ日本人でUFCで勝ってる選手もいるので、自分の感想が一概に正しいともいえないと思いますが、なんとなく感じることを。日本人選手の考え方に多いのが、まず技術、次にフィジカル、そこを鍛えて強くなるっていう人が多いように思います。体の使い方を意識してる選手がどれくらいいるのかと。


対日本人だとフィジカルの差が無いのでその考え方でも上までいけるとは思うのですが、対外国人になるとフィジカルの差がまともに出て技術もろくに出せないまま負けてしまうという選手が多くなっているかなと。


日本人に限った話では無いですが、パフォーマンスで重視する順番は一番に技術じゃなくて、一番に体の使い方、ボディコントロール、ボディバランス。次にフィジカル。その二つの土台がある上で技術を高めないと、本末転倒なトレーニングになってしまうような気がします。ゴン格での水垣の特集でもそのようなことが書かれていました。


日本人はまず技術ありき、次に外国人に負けないフィジカル。その順番だともともとのフィジカル差がある外国人との戦いではどうしても苦しくなってしまうかなと。


まあフィジカルを伸ばすのは結構時間が掛かるとは思うのですが、体の使い方、ボディコントロールに関しては、意識の高め方次第では割りとすぐパフォーマンスの向上に繋げやすいと自分は思うので、結果が出てないような日本人選手はそこを見直せるなら見直して、ほしいかなと思います。


ただこれも一概にいえることでは無いのですが、UFCで日本人が上に行くには、サウスポー、グラップラーの選手はこれからも苦しい展開が続いていく可能性が高いように思います。


サウスポー、グラップラーの選手はいかにボディコントロールを高めて、フィジカルを上げたとしても、外人とのナチュラルなフィジカルの差を正面から受けてしまうので、これからも苦しい展開は続いていってしまうんではないかと自分は思います。


サウスポーに関しては前にちょこっと書きましたが、グラップラーに関しては、例えば打撃ならアウトボクシングという戦法が取れますが、グラップリングならアウトグラップリングという戦法は無いですもんね。


となるとフィジカルの差がまともに出てしまいますから。あくまで自分が色々見た上で感じた勝手な印象でもあるんですけど。


だから日本人が勝つならこうしろああしろってことじゃなくて、まず体の使い方を見直した上で、フィジカル、技術を高めるような考え方をしていかないと外国人との差を縮めるのは難しいかなという気がします。