ストップのタイミングとディフェンス技術

でいろいろいわれることだが、ストップのタイミングは変な話最初のダウンで(まあMMAとボクシング、キックボクシングで色々違いはあるのだが)、止めてもいいくらいに思っている。特にキャリアが浅い段階では。ある程度大きな舞台になるとなかなかすぐに止められないとは思うが、少なくともキャリアが浅く、選手としてまだまだ成長段階にある選手の場合は特に早めのストップをすべきだと思っている。

結果的にダウンをしても劇的な逆転勝利という試合が見られることは多々あるが、ダメージが残っているのは明白だし、それが蓄積していけばなお選手生活のときのコンディションに関わるのはもちろん、引退後にも影響を与えかねないわけで。桜庭の試合も結果的には逆転したが、どうしてもダメージのほうを自分は心配してしまった。

武田の場合、パンチがかすっただけで完全に効いた状態だったり、二度目のダウン後、首が座っていないのを見てあそこまでひどいドランカーな状態になっている選手は正直始めてみて怖くなった。ダウンやKO負け、あるいは小さなダメージの蓄積というのは本当に怖いものだと武田の状態を見て思った。

だからレフェリーのストップのタイミングというのはある種空気を読まないくらいのものであってほしい。そして選手側には、特にキャリア初期はオフェンスよりまずディフェンスありきの技術だったり試合運びを習得して試合をしてほしいし、ダメージなどを含めたコンディション面にも十分注意を払って試合に臨んで欲しい。