戦極の乱感想

光岡vsゴリアエフ
ゴリアエフの寝技の防御がまだまだだなということと光岡はおいしかったなと思った。

アントニオ・シウバvs中尾
シウバのごつさが印象に残った。前のほうがでかかったんだろうけどその分スピードが無かったが今回は絞ってスピードアップした分さらにでかいという印象を受けてしまった。ホジャーやジョシュとの試合は見てみたい。中尾はヘビーにこだわりがあるようだが、ライトヘビー級が適正だと思う。

吉田vs菊田
2Rは足絡みからのスイープ、1,3Rは吉田の自爆で吉田が下になり、菊田が上からコントロールした結果判定勝ちだった。菊田が吉田に勝ったという事実はでかいんだろうが、MMAではトップ戦線ではやっぱり通用しないなとこの試合を見て思った。打撃の防御、テイクダウンがあれではちょっとどうかと。足絡みからのスイープは知ってる選手には決まらんだろうし。吉田は、打撃で勝つチャンスがあったのにもったいない試合をしたと感じた(下になって動けないのはあれだが)。

三崎vsサンチアゴ
いい試合だったとは思うが三崎の距離を取るスタイルで5Rやられるとちょっときつい部分もあった。サンチアゴは三崎はテイクダウン耐性と、ポジショニングはトリッグ戦を見る限りそんなでもないので打撃に付き合わず最初から寝技勝負にいったほうが良かった気がした。距離を取る相手の詰め方は佐々木戦同様あまりうまくはなかった。

五味vs北岡
五味の打撃の圧力は自分的には結構感じたし、北岡の二度目のタックルもかわされてあさっての方向にいっていたりしたので、グラウンドに付き合わない戦法を徹底して欲しかったなと思う。北岡は極めにいくことに迷いが全く無いのが凄い。それに加えて五味に世界トップクラスといわしめたフィジカルで足をひん曲げ日本人無敗の五味からタップアウトを奪い完勝した。五味は70キロ級だと武士道のときのように73キロ級にいち早く適応でき有利だったフィジカルが生かせないのが大きいんだろうか。ただ武士道、修斗のときを振り返ると中井氏がいってたように柔術系の選手に相性が悪いところがあったので、そこの苦手な部分も大きいのかもしれない。本人が一から作り直すといってるのでそこに期待したい。

北岡は勝った後の五味に再戦を要求したりするのは正直空気が読めてないようには感じた。ありがとうございましただけでよかったんでは(汗)。似たタイプだがプライドファンに支持を受ける青木に対してまだいまいちプライドファンの心を掴めていない北岡がそういうファンを今後振り向かせるようなことができるんだろうか。今後の試合も楽しみだがその辺も気になるところではある。