ここまでのクオリティスタート率とその勝敗

 

ここまでの日ハムのクオリティスタート(QS)率は60%でその中での勝敗は10勝2敗。QSができた試合は高い確率で勝つことができている。その理由は中継ぎの頑張りというのが一番で、その次に打線の粘りが出てきたということがいえる。

 

6連戦が増える中で同じような試合をどれだけできるかがチームのポイントになると思う。当然先発投手を揃えるということが必要になるので、そのために金村が中継ぎから先発に回ることになる。

 

金村が先発に加われば、先発ローテとしては大きいが、安定感のあるセットアッパーを失うことにもなるので、その穴埋めというのが大きな課題になる。候補はファームの中からは正直思い浮かばないのが現状。池田隆英の復帰というのが一番それに近いと思うが、まだメドが立っていないので、今の1軍の中でやりくりするということになると思う。

日ハム対横浜ファーム戦

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先発柳川は立ち上がりは不安定で課題が出たが、筒香が打席に入ったあたりから急にスイッチが入ったような投球になった。先発に挑戦するために変化球を多く試していて、そこがまだコントロールが不安定なところがあるので、今後の登板でどこまで改善できるか。全体としては4回1失点にまとめたので次が楽しみになる投球だった。

 

矢澤は彼もコントロールが課題になるし、そこが暴れるなら1軍で安心して投げてもらうということにはならない。毎試合課題を持って投げていると思うが、1軍でも安心してマウンドに送り出してもらうような投球をイメージしてほしい気はした。

 

松浦は彼もまだまだ粗削りだが、大分まとまりもでてきたように思う。投手ゴロの処理のミスから被弾したのは反省だが、今のような投球を続けて経験を積んでほしい。山本拓はちょっと擁護できないような投球だったが、なんとか復調のきっかけを見つけてほしい。

 

野手では野村がファームでは別格という印象だけど、それは去年も同じ。だからすぐに1軍というより今年から変わったファームの首脳陣が見ている中でもう少し打撃を見つめなおす時間に充てるということになりそうか。

金村先発調整考2

 

金村はキャンプ中までは先発調整をしていて練習試合で47球、80球をそれぞれ投げている。その後は中継ぎ調整に入ったが、先発をする上で一度土台は作ってはいた。その土台が生きるなら先発調整も少しやりやすくはなるか。

 

去年の北山はオフからキャンプは中継ぎ調整の中でシーズン中に先発調整に入ったので、途中でガス欠してしまうことになったが、そこは今回の金村とは違うところだと思う(今年の北山はオフから先発を見据えて調整)。

 

金村の先発転向は多分5月22日、23日が日程的には可能性が高い様に思う。そこで80球くらいを投げられるように逆算して調整していくことになるんではないだろうか。15日に例えば福島が4,5イニングを投げて、金村が6回あたりから球数で5.60球くらいを投げる。

 

6日からのソフトバンク3連戦のどこかで30球前後くらいを投げるという感じなら1軍で投げながら先発調整ということも机上の空論的にはできることにはなる。だからセットアッパーの金村はその辺りの時期までならなんとか頼ることができるんだろうか。

 

金村のセットアッパーとしての存在感が大きいので、それが抜けることが今から心配になってしまうから、その時期辺りまでには彼の穴を埋められる投手の台頭というのがどうしても望まれる。

日ハム対楽天

 

連勝が止まってしまったのは残念だけど、試したい投手を一通り試せたというところはよかったと思う。鈴木健矢は立ち上がりに苦戦した以降は立て直したので、もう一度先発の機会が与えられそうか。田中瑛斗はまあファームでもう一度鍛えなおさないと仕方ないか。

 

福田、マーフィー、ロドリゲスが安定した投球が出来れば中継ぎの層は大分厚くなる。特にマーフィーが勝ちパターンで投げられれば金村が先発に回っても、金村の穴を埋められるので頑張ってほしい。

金村先発調整考

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新庄監督のコメントから金村が1軍で中継ぎで投げながら先発調整をするとのこと。このことへの最初の感想は金村が先発でまた見られるという楽しみと、安定感抜群のセットアッパーがいなくなることの不安と半々というかやや後者が上回っているというもの。

 

今のところ首位と1.5ゲーム差という位置にいれるのは金村の存在が間違いなく大きいので、それが無くなった時に今のチーム状態を維持できるイメージは今のところはあまり湧かない。

 

杉浦が昨日のセーブシチュエーションで完璧な内容だったから、金村のところにはめ込むということになりそうだけど杉浦は結構波が大きい印象なので、そこまで信頼感は個人的には無い。でもやってもらうしか仕方ないところか。

 

池田が戻ってくればというのもあるけどメドはまだ立っていないので、金村の穴はかなり大きいと思う。中継ぎの投手にとっては凄くチャンスなので誰かがそこを必死に掴むところに期待するしか今はできない。

 

1軍で中継ぎに入れながら先発調整というのは前例が無いので、簡単では無いと思う。新庄監督がやるといっている以上それがうまくいくことを信じるしか無いが。金村が先発に戻れば、伊藤、加藤、山崎福、北山の4本柱に安定感のある投手が一枚加わるので、先発ローテの安定感は格段に変わってくるのは確かだが。

ファームのショート現状考

 

 

上川畑、奈良間がショートに入っているときに守備指標がプラスになっていた分でトータルで少しプラスなのかもしれないけど、それ以外のメンバーのショートはかなり厳しい。

 

多分高校生が守ったほうがまだ守れるくらいのレベルに思うけど、その中では試合を壊さない範囲で守ってくれている。濱田は粗削りとしかいえない守備だけど、できる範囲で一生懸命守ってくれている。

 

ただいまのファームのショートの編成はちょっと無理があるのは確かだから、若林が戻るまでの辛抱という考えなのかもしれないけど、やっぱり考えないといけないところだと思う。

中継ぎ現状考

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金村の回跨ぎについてはっきりいって大きく不満を持っている(中継ぎ経験が無く肩の故障歴があるから)。ただ新庄監督の金村への信頼がそれだけ高いから1イニングでも多く投げてほしいということなんだろうと思う。普通の継投なら7回金村、8回河野、9回田中正でよかったんじゃないかと思うけど、その辺の意図はもう少し説明してもらわないとわからない。

 

成績を見て田中正、金村、河野が勝ちパターンなのは当然として、北浦、杉浦がそこにどこまで食い込んでいけるかが前者の3人の負担の軽減に繋げることができる。池田が鎌ヶ谷でキャッチボールをしている動画をSNSで見たが、復帰のメドはまだ見えてこない。

 

だからまずは北浦、杉浦が勝ちパターンに入っていくことと、できれば後一人他の投手がそこに食い込んでいけるくらいの台頭する投手が見たい。名前は少し思い浮かばないので誰かがそこにアピールしてきてほしい。