細野の評価はドラフトでは1位の中の10番目ということになる。12番目が上田希で11番目が古謝。だからそこまで高く無いというのが今の細野の評価。それなのにツイッターなんかでは細野に対して全否定するような意見もいくらか見る。1位といっても10番目の評価の選手なんだから、あえてそこまで否定することも無いと思うけど、まあそれだけ注目度の高い選手ということなんだろう。
育成法に関しては開幕から1軍というのもあるとは思うけど、今のいいときと悪い時の差が激しい状態では、開幕1軍というイメージは今は難しい。今年の金村は完成度が高かったため開幕1軍を目指してアピールを続け開幕ローテを勝ち取ったが、体が持ちこたえられず肩を怪我してしまう。
ここは球団としては反面教師にしないといけないところで、体ができていないルーキーを開幕1軍に合わせて調整するのはリスクが大きい。1軍デビューというのは5月とか6月とかでも別に遅いわけでは無いと思う。
他の球団のルーキーで開幕1軍に入ってずっと1軍で活躍している選手も何人かいるが、どこかのタイミングでコンディション不調を起こしている選手は多い。伊藤大海のようにルーキーイヤーから開幕ローテに入ってずっとローテを守りながら大きな怪我をしていない選手のほうが少ない。
球団は伊藤大海を基準にするのは、ちょっとサンプルとしては珍しいので、今年の金村や他球団のルーキーが開幕1軍に入ったとしてそれ以降どうなっているかをしっかり見た上で細野の育成方針を考えてほしい。
細野の東洋大が入れ替え戦で負けて2部に降格してしまったのは残念だったが、細野にとってはなかなかできない経験をできたのも確か。この時期までひりひりする試合を経験できるのは大学生では神宮大会に出場できる選手だけなので、入れ替え戦とはいえそういう経験を出来たことは大きいし、あの乱調の翌日にチャンスをまたくれた東洋の監督には感謝したいと思う。