演出が悪いとかTBSが悪いとか、色々今回の問題がいわれるけど、自分はマッチメークに限れば16人制のトーナメントが色んな部分でコントロールしにくいのが今回ちょっと盛り上がりに欠けた理由だと思う。16人集めるとなると数合わせ的な選手というのもどうしてもでてくるし、マッチメークも色んなバランスを考えるのがかなり難しい。今回旗揚げ戦ということでいきなりクライマックス前の8人トーナメントの一回戦として組んだほうがいいかなと後だしジャンケン的には思った。カード的には宇野、シャオリンが入らないのは残念だが、青木vsカルバン、は据え置きで、川尻、石田、宮田、ハンセン、ジダ、アルバレス、マンバあたりをうまく組み合わせて(例えば川尻vsジダ、石田vs宮田、ハンセンvsアルバレス、リザーブファイトでマンバvs誰かとか)それで勝ちあがった選手が次の大会で一気に王者を決めるくらいスピード感が、今のファン的には必要なんじゃないだろうか?
今回一回戦勝ちあがったメンバーで二回戦以降ほんとに盛り上がるのか、注目されるのか正直かなり疑問が残る。後付の結果論になるが。8人参加くらいのトーナメントなら、ある種見たいワンマッチをそのまま組んでいけるスピード感につながるが、16人参加だと、あんまり需要のない選手を入れる必要もあるし、勝ち残りをどうするかという計算も必要だしそれが見る側にとってはちょっとまどろっこしい展開につながるところもあるので。今回8人参加にしたとして上記のマッチメークに人気者の所vsプギョン(あるいはビビアーノ)なんかも組んでればかなり盛り上がったと思うし、ワンマッチで注目度の高いものをどんどん組み込んでいく形のほうが、うまくいくんじゃないだろうか。16人参加のトーナメントは興行的には難しい部分が多いと思う。
ミドル級GPも16人参加でやるようだが、ぶっちゃけこける可能性は結構高いと思う。今確定してるメンバーに、隠し玉もあるらしいが加えるとしても、桜庭も田村も本当に出なかったらかなり微妙なトーナメントになる可能性は高いだろう。自分が考えるなら公平性無視して、強豪外人に秋山を加えたブロックとUWF系が多い日本人(&グレイシー系)を固めたブロックに完全に分けて決勝で戦う的なイメージしか盛り上げる方法は無いような気がする。人気のあるU系日本人は強豪外人や秋山とやると確実にすぐ負けてトーナメント脱落すると思うし。公平じゃないという突っ込みがあちらこちらから受けるの覚悟でそういうトーナメントをプロモーターが作れるか。それしか盛り上げる方法は自分には思いつかない。秋山はヒールとしての商品価値が高いので、盛り上げるためにいけにえ的な意味で、U系日本人、ミノワマン、船木、田村を当てていくという方法論もありそうではあるが。やっぱり一回戦日本人同士の対決ミノワマンvs船木、柴田。田村vs船木、柴田みたいなマッチメークはかなり増えそう。桜庭が仮にトーナメントに出るにしてもテーマが無かったら確かに意味はあまり無いので無理に出る必要は無いのかなとも思えてきた。
やっぱりもうブーイング覚悟でU系日本人(&グレイシー)は固めたほうが興行的にはやりやすいのかもしれない。ミノワマン、柴田、大山、船木、ハレックグレイシー、ここに桜庭、田村も加えてもう一人探せれば一応八人揃ってしまうし。そんな感じのトーナメントになるんだろうか。ミドル級GPは地獄のような夢はじまるがサブタイトル?だが片方のブロックは地獄から夢、もう一つのブロックは夢から地獄みたいなイメージのトーナメントになるのだろうか・・・。