日ハム今後の補強、チーム編成考

マルティネスとの交渉は単年3億くらいの条件を提示して、来年抜群の成績を残してメジャーとの契約をするためのサポートの約束で残留してくれると思いたい。日ハムは金子や王柏融の獲得を見ても、これと決めた交渉事は高い確率で成功させると思う。交渉がうまくいかなかったら、別の先発投手の獲得も可能性はあるけど。


もう一人の外国人獲得は多分1億前後で取れそうなこれからの内野手じゃないかと思う。できれば2億前後くらいで大物を連れてきてほしい気もするけど、そこまで予算に余裕があるかはわからない。



この二人の獲得に成功したならオフシーズンの補強としてはこれ以上はないくらいのものになる。これだけ補強した結果、シーズンで低迷したとしても納得はいくレベル。ただこれだけ補強したとしても、外野以外のポジション(先発、中継ぎ、内野(それこそ捕手も))はすべてに置いて選手層に不安は残る。それでも今年のシーズン前に比べれば、いい意味で別物になっている選手層にはできると思う。シーズン途中で優勝争いのために必要と感じたら緊急補強もフロントは考えとしてはあるかもしれないし。


谷内の成績

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B0%B7%E5%86%85%E4%BA%AE%E5%A4%AA

http://www.baseball-lab.jp/player/detail/1200080



レアードに関しては何回も言ってるけど放出したほうがチーム編成は進めやすい。谷内の獲得はレアード放出を見越したようなところも正直ある。外野の飽和を緩和するには、サードを空けて、外野手の近藤、大田、浅間辺りにコンバートに挑戦させるのが一番スムーズにいく。それがうまくいけば浅間、松本剛らの出場機会も増やすことができるし、一番タレントぞろいの外野手を無駄にベンチに置く必要も無くなる。



その上でセカンドを守れる外国人野手の獲得で二遊間の厚みを増せれば、チーム内の野手のバランスはかなりよくなる。多分開幕してしばらくは、内野が不安定になって負けに繋がる試合も増えそうだけど、それはしょうがない。残りの外国人獲得や外野からサードへのコンバートなどがうまくいけば、先発、中継ぎ、野手全てにおいてある程度バランスよく戦力の整ったチームにはできそう(来年いっぱいくらい掛かるかもだけど)。



まだ補強途中だけど、今後もうまく補強ができれば、カツカツの選手層でギリギリの試合ばかりのシーズンだった今年とは違う多少は余裕を持った試合運びをできる試合が多くできると思う。今シーズン7月まではカツカツの選手層でも優勝争いをできたチームを土台にして、盤石の補強でチーム力を上げて、ソフトバンク、西武に再度挑むというのが球団の描く来シーズンの形になると思う。

日ハム今後の補強、外国人のバランス、先発投手の駒

今後の補強はマルティネス残留、あるいは先発投手の獲得が最優先。疑問があるといえば、今年後半先発の駒を揃えるのに苦労したのに、いくら金子を取ったからといって、高梨を放出する余裕があったとは思えない点。有原の復調や、マルティネス残留か先発投手獲得、ロドリゲス、杉浦、堀、上原の成長辺りで先発の駒は足りるという判断なのだろうか?去年の今頃を考えれば、先発の駒の余裕は雲泥の差があるとはいえるけど、高梨を放出できるほどの厚さは感じない。



中継ぎに関しては、先発に比べれば、秋吉獲得もあって余裕はある気はする。まあ先発に関しても中継ぎに関しても、最悪シーズン途中での補強も考えられなくはないか。外国人の補強のバランス、補強ポイントを考えると、先発マルティネス(他の先発)、ロドリゲス。中継ぎハンコック、外野手王柏融の次の外国人獲得はレアードの後釜になる強打の内野手が一番バランス的にはいい。現時点で先発や中継ぎをプラスして取るのは、無いとは言えないけど補強のバランスという意味ではやや悪い。



高梨を放出して、秋吉を獲得した以上、先発はやや余裕があるけど、中継ぎの層には不安があるというフロントの計算なんだろう。先発投手の確保に成功した後に内野手の獲得に成功できれば、補強ポイントや外国人のポジションのバランス的なものを考えるとかなりしっくりくる補強になる。個人的には有力な候補と考えたアスアヘが韓国リーグへの移籍濃厚になった以上、それ以上の大物内野手の獲得を目指してほしい。1億掛からないくらいのこれからの成長に期待的な選手でもおもしろいとは思うけど。

有原、鍵谷の故障の影響

今年のシーズン前キャンプイン直後に有原が肩の炎症、オープン戦辺りで鍵谷が肘の肉離れと故障を起こし、調整が不十分のままシーズンインすることになった。このせいばかりとはいえないけど、有原、鍵谷ともに年間通してパフォーマンスが安定せず期待通りの働きができなかった。



有原はローテーションの軸、鍵谷は中継ぎの主力になれる力があるはずなのに、調整ミスのせいでそれがうまくできなかった。日ハムは今年補強をかなり活発におこなっているけど、現有戦力で主力になってもらわないと困る選手が力を出せないと、いくら補強しても、チーム力の向上にはそこまで繋がらないかもしれない。



来季は有原、鍵谷がオフ、キャンプを故障せず、万全のトレーニングを積んで開幕を不安の無い状態で迎えてほしい。チームが強くなるには補強も大事だけど、有原、鍵谷のような主力になれる力を持った選手の復調は不可欠といっていいと思う。