三崎vsシアー、瀧本vsサイボーグ

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/headlines/etc/20080122-00000019-spnavi-fight.html
戦極の追加カードとして二つのカードが発表。まず今時の人として注目を浴びる三崎の対戦相手が修斗世界ライトヘビー級王者のシアー。正直な感想といえば、このカードでどれだけ客を呼べるのか?という疑問が浮かぶ。三崎という選手自体プライドGP覇者になったり、大晦日に秋山を破ったり(後日ノーコンテストにはなったが)、実績だけとれば凄いスーパースタークラスのものに思えるが、どこか人気に繋がりきらない地味さを感じてしまう選手なので、こういう形の普通のワンマッチになると途端に普通の地味なカードの一つに思えてしまう。

戦極という舞台自体今回初の興行なので三崎が映える選手を呼ぶのを期待すること自体難しいところはあるが。実際この試合がおこなわれて、三崎が綺麗に一本勝ちすれば試合自体は締まるが、またシャドーボクシング戦法で判定勝利だったり、修斗世界王者ということはそれなりの実力者だと思うので(失礼ながら見たこと無いが)、トリッグ戦のように苦戦してしまい一気に三崎の商品価値に陰りも見えてしまう試合かもしれない。単純にシアーの試合を自分は見たこと無いので、この試合の内容、結果におけるお互いの実力査定もしにくいのが自分が興味薄になってしまう理由かもしれないが。個人的に三崎の対外国人で見たいのはパウロフィリョとの決着戦だけ(試合では一本負けしたが、喧嘩では勝ってるので一勝一敗)。さらにいうなら三崎は秋山相手にあの試合をしたのに、今後そんなに見たい相手がいるわけでもないようにすら思っている。

瀧本vsサイボーグも、サイボーグはグラウンドに穴があるので、瀧本の寝技とサイボーグの打撃と一見わかりやすい試合ではあるが、瀧本がサイボーグに勝ったところでどうなんだというのも正直なところ。まあ勝てば同じ階級の日本人で、対三崎、以前負けている対菊田なんかが浮上するのだろうか。もしかすると戦極の旗揚げ戦のこの二つは三崎と瀧本のお披露目的なカードで、今回二人にインパクトある勝ち方をしてもらって次に繋げたい的なものなのかもしれない。