http://gbring.com/sokuho/news/2007_07/0710_heros_03.htm
田村がHERO'S参戦にあたって強調していたのは「PRIDEがああいう結果になって、ミルコやノゲイラが新天地としてUFCで闘うスタンスをとっているが、自分はそういう気持ちではない。同じ理由でHERO'Sに移った訳ではない」ということだったという。そのため、谷川代表は「PRIDEが再開してオファーがあれば（田村は）出るだろうし、私もこれをきっかけにどんどんHERO'Sに参加してもらいたい」と、田村がPRIDEとHERO'Sを掛け持ちすることを認めた。
田村の今までのＵインター、リングスと共に沈む前に移籍した流れを見てると、ＰＲＩＤＥが沈む前に（半分沈んでるかもしれないが）Ｋ−１に移籍するのは極々自然なことだろう。移籍じゃないというが、榊原体制で無く、ズッファ体制になったＰＲＩＤＥが田村が受けそうな相手（郷野や三崎じゃまず田村はやらない）をオファーするとも思えないし、今のＰＲＩＤＥには田村にとっておいしい相手もほとんどいないだろう。まあ榊原氏が動いて桜庭戦を実現できるのなら可能性はあるかもしれないにせよ、ＰＲＩＤＥ自体の存続の危機の状態ではそれも考えられ無さそう。
となると実質完全移籍と見ていいと思う。今回の相手にしても、総合素人に毛の生えた金を相手にするのはこれも田村の一連の対戦相手を見るとなるほどというところ。総合素人に毛の生えた相手を用意してもらいお膳立ての整ったＨＥＲＯ’Ｓデビュー戦で快勝して大きくアピールすることができれば、９月に対秋山という流れができるだろう。ただほんとに田村が秋山とやる気があるのか？対秋山はなんだかんだで田村にはそれなりにリスクは大きいように思える。確かに勝てばおいしいが、負ける可能性も十分にあるように思えるし。最近の田村はローリスクハイリターンの試合ばかりだが、対秋山となると、勝ったリターンは大きいにせよ、負けるリスクも大きい試合。少なくとも秋山の復帰戦では名乗りを上げないで様子を見てくるような気はするが・・・。
近年のコンディション考えると、桜庭より今の秋山のほうが田村にはきつい相手だと思う。勝ったときのリターンというと、似たような感じというか共に凄く大きい。そう考えると対桜庭戦のほうが対秋山より田村にとっては、はるかにおいしいように思える。しかし田村は対桜庭のオファーは常に拒否。それで対秋山のオファーをほんとに田村が受けるなら、田村はただおいしい相手を選んでやってるわけではないのかもしれない。秋山の復帰戦のオファーを田村が受けたら、個人的には田村のおいしいとこどりばかりしてるという印象は多少変わる。たださっきもいったが田村のことだから秋山の復帰戦の様子を見てからという可能性が高いんじゃないかと思う。
http://www.boutreview.com/data/news05/070716heros.html
今回の田村のHERO'S継続参戦に関して、谷川氏は「PRIDEが再開すればPRIDEにも上がると思う」としつつ「総合ではHERO'Sが（高い）パーセンテージを占めると思う。見てみたいカードはいっぱいある」とコメント。「田村選手の運営するU-FILEも若手が育って来ているので興味がある」とも話した。
これを見ても田村が今後総合の試合をするならほとんど全てＨＥＲＯ’Ｓ（ダイナマイト含む）ということだと思う。要するに実質移籍だと。Ｕファイル勢というと中村大介が７０キロ級に参戦すればおもしろいかもしれないが、シャオリンになにもできず、負けてるのでトップまでいくのは難しいか。
