川尻負傷により世界ウェルター級王座返上

http://gbring.com/sokuho/news/2007_01/0123_shooto_02.htm
以前ちょっと触れたがやはりこの間隔での強敵相手に連戦はきついものがあったか。あえていわせてもらうなら、修斗の世界ウェルター、ミドル級のベルトは、プライド参戦のVIP待遇用の通行手形って感じに見えてしまう。世界王者が防衛戦を後回しにして、違う階級のプライド参戦が最優先になった結果、防衛戦もできず返上というのは、正直納得はしにくい。おととしの川尻防衛期限の延期、武士道GP参戦もご都合主義に見えなくもないし・・・。プライドと密接な交流が始まってからの修斗は、自分的にはちょっと・・・と感じることもある。

UFCが勢いを増して、選手のギャランティが上がってるなら、修斗ウェルター級、ミドル級の世界王者を取って、UFCライト級、ウェルター級に参戦するほうが、ほぼ同じ階級で勝負できるし、そういう方向性の選手が出てきたらおもしろいかなと思う。そのほうが修斗のそれぞれの階級もわかりやすくなるかな?とも思う。70キロ級、76キロ級の世界王者がこぞって73キロに照準を絞ると、修斗の70キロと76キロの階級って何なの?という疑問も浮かびかねないし。

少し話がずれたが、世界王座を返上した川尻はこれで、プライド73キロ一本でいくだろう。そして同じくプライドライト級を主戦場とする世界ミドル級王者青木も、タイトル戦で菊地と対戦する。青木は今回極めにいくといってるが、前回の青木対菊地の青木は、自分には勝ちを優先する試合運びをしてるように見えたが、今回は極めにいくと宣言。これもうがった見方をすると極めて勝てればそれはそれでいいし、もし極めのリスクを突かれて抑えこまれて負けて王座陥落しても、プライド一本に絞れるバンザーイてな考えにも見えなくも無い。まあ結論的には修斗の世界王者にはプライド以上に階級がほぼ同じUFCを目指して欲しいかなと自分は思う。