GP王者三崎和雄について(途中からは妄想プラス勝手にマッチメークの提案)


GRABAKA三崎和雄が、PRIDEウェルター級GP2006を制し、今日行われた会見で、ダンヘンの銀のベルトを狙うと発言。完敗したフィリオとは、もっと経験を積んでからやりたいとか。榊原代表は大晦日ではなく、二月米国大会でダンヘン対三崎を組みたいとのこと。やはり三度目の対決(汗)は避けられないか。個人的にはいまだに脇役な印象なんだが、なんだかんだで三崎も決勝では大声援を受け、GPを制したわけだから、PRIDEの顔の一人として、DSEもプッシュしていくことになるんだろうか。


いわゆるプロテクトを三崎にするなら、再戦すれば90%以上の確率で負けるであろうフィリオとの再戦は安易には組まない可能性もあるか。フィリオはウェルターでは別格的に強すぎるからミドル級に転向させられたりして・・・。GP王者として三崎をプッシュ(プロテクト)するなら、衰えが明らかなダンヘンとのタイトルマッチ。そしてGOB(グラバカアウトボクシング)戦法を駆使して、トップからやや落ちの選手をマッチメークし勝利を重ねていく三崎がPRIDEウェルター級の顔になっていくということか。


三崎本人が大晦日見にこいやーといってたがもし出るなら、対戦相手だが、DSEが三崎をどう売り出していくのか。自分は実力的には、フィリオだけで無く、カーンが郷野戦くらいのコンディションでも三崎はまず負ける実力だとあのGPを見ても思っている。ある意味じゃ幻想の残っていた桜庭和志に近いように思う。正直実力以上のポジションという評価を自分はせざるを得ない。今のポジションを守るなら、フィリオ、カーンとの再戦は絶対にするべきではないだろう。DSEが三崎の商品価値は高いと踏みポジションをキープできるようなマッチメークをしていくのか、フィリオ、カーンなどのトップクラスとの試合も負け覚悟で組むのか。どっちなのか個人的にはわからないところ。しつこいけど、三崎はミドル級の中村がラッキー連発でGPを制したようなものと自分的には大差ないくらいにも思っている。


中村といえば・・・去年の大晦日体格、実績の差から圧倒的不利の予想の中互角以上に、戦った選手がいた。そう近藤有己。近藤は日本人選手の実力のリトマス試験紙的なところが勝手にあると思っている。中村はGOB戦法を駆使して、トップから落ちる選手に塩勝ちして評価が高まってただけで、トップクラスからは確実に落ちる選手だと証明した試合だったのが近藤戦だったと思う。三崎も実力的にはウェルター級の中村くらいのポジションなのに、ラッキーにラッキーが重なりGP王者になれただけ、自分はそう思う。三崎の等身大の力を計るには、大晦日(三崎のコンディションが作れるなら)近藤との試合がもし組まれるようなことがあればかなりわかるんじゃないかと思う。


ただ三崎にとっては、バローニに完敗してる近藤と戦うことは三崎自身が完封勝利してるだけにメリットは少ないのも確かだろう。去年の近藤対中村もボブチャンチンに完封勝ちした中村と、完敗した近藤という図式だった。あのときはミドル級日本人エース決定戦という図式だったが、三崎は中村とは違いGP王者という大きな肩書きがある。試合展開的には三崎vs近藤なら三崎が勝つだろうと予想する人が大半だろう。しかし去年の中村対近藤もそうであったが、内容は中村判定勝ちとはいえ異論を挟むものも多数の内容であったことも事実。三崎には近藤戦が組まれたとしてメリットは確かに少ないと思うが仮に組んだとして、三崎が近藤に勝てば、日本人エースとしての地位、人気はかなり磐石になるような気もする。もう一つの大晦日、HERO’Sライトヘビー級王者秋山vsミスター総合格闘技桜庭に対抗して組んでみるのはどうかなとひそかに提案したいカードである。もちろん近藤ファンとして、一発逆転ホームランのおいしすぎるカードを希望してるのが90%以上だけど(汗)。


三崎といえばグラバカ。近藤といえばグラバカの菊田、郷野、石川、佐藤(退団したが)とグラバカを一網打尽したグラバカキラー。GP王者三崎が今最も勢いのあるグラバカ代表として、グラバカキラー近藤を倒し、名実ともにウェルター級日本人エースを名乗るてなストーリーはPRIDEファン的にはどうなのか。PRIDEファンが望むカードは三崎対リアルプロレスラー美濃輪、三崎対赤いパンツの頑固者田村のほうが好みかな?三崎の今後のマッチメーク、DSEの売り出し方には注目していきたいと思う。