王柏融に期待する理想の数字と現実的な数字


https://www.daily.co.jp/baseball/kimura/2018/06/18/0011365191.shtml台湾の4割男「王柏融」 日本球界も注目の好打者が明かす打撃の神髄



王に期待する数字としてはそれこそ3割25本とかそんな数字をやっぱり期待してしまう。現実的な数字でいうと2割8分20本  OPS.800前後辺りの数字を残せれば1年目としては十分合格点だし大きな戦力になれると思う。



この1年半以上前の則本からのホームランを見ても日本人のトップクラスの投手相手でも対応する能力は持っていることはわかる。ポテンシャル的には凄いものがあるはずだし、新しい日本の環境の中で、周りもサポートしてあげて、練習を積んで成長をどこまでできるかが、日本で活躍できる鍵になってくると思う。



今は台湾の至宝と呼ばれてるけどいずれアジアの至宝と呼ばれるくらいの選手に育つところを日本で見せてほしい。

日ハム理想の打線と現実的な打線、ポジションが被ることのメリット

日ハムの理想の打線としてよくいわれるのが、近藤か大田をサードにコンバートして


西川
大田
近藤
中田

清宮
渡邊
清水
中島


という形。一応守備位置的にははめることができるけど、サードの守備に不安が残るのも事実。


ただ長いシーズンという意味では札幌ドームの芝が堅いという悪環境の影響でフルイニング出場できるような選手は皆無だし、全試合出場した選手も今年はいなかったように思う。だから競争を激しくする意味も含めてすべてのポジションで多少選手を余らすというか被らせた方が、負担、疲労の分散になるし、調子のいい選手を優先的に起用することができる。



そういう意味ではサードをしっかり守れて率は低いけど長打を打てるレアードがいるといないとでは、戦力的には大きく変わってくる。色々イメージするなら外野+DHの4枠を、西川、大田、近藤、王、清宮の5人で日替わりで休む選手を変えながら起用するとか。王や清宮はフルに戦う体力は多分無いだろうから、必然的にベンチの機会自体増えるように思う。



サードもレアードが残るなら、レアードと横尾が競争する形になるし、横尾が台頭して出場機会が増えれば今年2度故障で離脱したレアードの負担を減らすこともできる。他のポジションもそうかもしれない。ファンはすぐポジションが被ってるから誰かれはいらない、取る必要は無いっていいがちだけど、札幌ドームを本拠地としてる以上、多少ポジションが被っても戦力になれる選手は一人でも多くいたほうがいい。



相手に応じて今日はいい投手が相手だから打撃寄りのオーダーにしようとか、今日は強力打線のチームが相手なので、投手の負担を減らすために守備重視のオーダーにしようとかそういう使い分けも、長いシーズンという意味ではかなり有効に思う。だからマルティネスはもちろんレアードの残留も球団には頑張ってもらいたい。交渉がうまくまとまらないならしょうがないというか、球団がレアードに対してどこまで価値を評価しているかっていうのが分かれ目にもなってきそう。

アルシアの振り返り、王柏融の故障対策とか起用法とか

https://spaia.jp/column/baseball/npb/6998?page=1日本ハム王柏融獲得へ 今季課題「中田翔の後ろ」は解消となるか

中田翔の後ろ」の課題は王柏融で解消となるか
課題だったのは中田の後ろを打つ5番打者だ。ここがなかなかうまく機能しなかった。

http://baseballdata.jp/playerB/1700148S.html


基本的には今年のアルシアに期待したような働きを王柏融にも期待しているのだと思う。アルシアの成績を振り返ると、4月5月の頭までは、パワーヒッターというより出塁率高めのアベレージ型のような成績で、5月を超えても3割を超えるような数字を残していた(出塁率も高かった)。



実際打線の軸として機能していたし、チームの好調に大きく貢献していた。だが5月の半ばに肉離れを起こして離脱してしまった。後に復帰を果たすが以降ずっと調子が上がらず打率は下がる一方で最終的に .222という打率でシーズンを終える結果になった。



なぜアルシアが故障してしまったかというと、恐らく札幌ドームの堅い芝が大きな負担になってしまった可能性が高いと思う。開幕からしばらくはDHでの起用中心だったが、近藤が故障離脱をし、守備に不安のある清宮を昇格させたため、アルシアの守備機会が増えたことも負担を大きくし、故障に繋がってしまったように思う。




このことを球団がしっかり分析というか把握して、王柏融がチームに加入した際に同じような故障をしないための対応策を考えることが必要だと思う。ただ何度もいってるけど、札幌ドームの芝がオフに更新されるので多少かもしれないけど負担は軽減されるはず。



それプラス王柏融のコンディションをチーム全体でしっかり管理しつつ、外野なりDHなり休ませるところは休ませるという起用をしていくことが大事になる。外野が飽和してるのになぜ外野手の王を獲得したという声が多いけど、去年のアルシア獲得のときも同じ声が大きかった。でも結果的に4月の末に近藤離脱、5月の半ばにアルシア離脱で、外野がまたスカスカになってしまったということになってしまった。



それを考えると野手は多少たぶついたとしても、層を厚くする必要があるし、層の厚さを生かして、選手全体の負担を分散するような起用が必要ということが今年の流れを見返すといえると思う。



これも前に書いてるけど王もDH専だと他の選手の負担が大きくなるので、最低限守れる守備力は身に着ける必要があるし、DHを休ませたい選手を日替わりで変えながら起用したり、人数が飽和しているということは、結果休ませることができる選手も出るということ。競争が激しくなれば選手もいつも以上にがむしゃらに練習、試合に取り組んでくれると思うし。王の加入を色々な意味でプラスに変えれるような形に球団全体でしていってほしい。



もちろん記事にあるように王柏融が活躍してくれれば、打線の破壊力はリーグでトップクラスになれる可能性もあると思う。ここは現時点ではまだ未知数なのであまり期待しすぎはよくないけど、ワクワクできるような打線が組めればいいなと思う。

本塁打が打てて率も残せる左打者が5番に入ってくれれば、最高の補強となる。王を3番にして、近藤が5番でもいい。西武は浅村栄斗が抜けるということもあり、王の働き次第で日本ハムパ・リーグ最強打線に躍り出るかもしれない。


http://d.hatena.ne.jp/iippanashi/20171217札幌ドームの人工芝と選手のコンディションの問題

日ハムのオフの補強、外国人の去就

https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2018/11/23/kiji/20181122s00001173486000c.htmlオリ金子 自由契約申し入れ このまま退団濃厚…複数球団による争奪戦必至


日ハムの今の外国人の去就はトンキン、ロドリゲスの残留が決定。王は交渉権獲得で今後の交渉次第。レアードとマルティネスが今残留交渉中という形。残留交渉で優先になるのは、数がいない先発陣の柱になってくれたマルティネスにどうしてもなってしまう。日本の他球団が獲得に乗り出してもおかしくないと思っていたけど、今のところはそういう噂も出ない。


メジャーのオファーというのはありそうなので、そことの引っ張り合いなのかなと思う。ただ今年の成績だとそこまで好条件のオファーは無いんではないだろうか。日ハムは今年の活躍を評価して、今年以上の条件でのオファーをしているだろうから、それで残留を決めてくれることを願う。



レアードに関しても他球団の積極的なオファーがあるようには思えないけど、日ハムの残留オファーの条件も下がってはしまうだろう。助っ人とはいえ日ハムの顔の一人といっていい選手だけに残ってほしいけど、ここは見守るしかないというところだろうか。



自由契約になる金子に関しては、日ハムが獲得する可能性は普通に考えれば無さそうだけど、岩瀬とか王のときみたいに、スルスルと忍者みたいに獲りに行って周りを驚かせるという可能性も最近は感じてしまう。戦力としての評価だけでなく、豊富な経験を若手に伝えられるということも考えれば、もし日ハムに来てくれたらチームにとって凄く大きいと思う。