日ハムソフトバンクに敗れCSファーストS初戦を落とす、上沢と大田

内容的には投打ともに力負けというものだった。両チームの力関係そのままの結果が出てしまったけど、まだ明日の試合は残っている。そこに全てを賭けて試合に挑むしかない。8月以降はこんな感じの試合内容が多いので、その流れを変えられないのは悔しいけど、なかなか難しいものがある。



中継ぎの投手陣はCSの舞台を経験できていい内容だった投手が多いので、負け試合でも収穫はあった。この試合でポイントがあるなら上沢と大田の二人だったと思う。上沢は不運な部分があったにせよ、1イニングで大量失点してしまうことは過去にもあったし、今日も最少失点で抑える投球ができなかった。そこをなんとかする技量というか引き出しが今後の課題ではあると思う。



大田は怪我で欠場する前と、復帰した後ではどこか違う選手に見えるくらい、歯車が狂ってるようにも見える。今日はその辺を監督が感じ取ったのか、途中でベンチに下げられてしまった。1死満塁で、武田に代わった後の初球をボテボテの内野ゴロを打ってしまったが、あの打席の内容は正直よくなかった。初球を狙う場合ストレートを狙っての凡退ならまだ納得できるけど、変化球を打ちにいっての凡退の場合、しっかり変化球を待った上で打ったのか、ただなんとなしに打ったのかでは大きな違いがあると思う。前者だったら、いいけど最近の大田を見るとなんとなく後者のように思えてしまった。



大田は1年レギュラーとして活躍してほしいと思える選手だけど、怪我から復帰して以降のような内容が続くと、レギュラーとしての地位は危ういような気がする。下手するとフロントが外野の助っ人を補強する必要があると考えるかもしれない。CSであと1戦なのか2戦なのか試合がどれくらいあるかわからないけど、前半戦で見せたような輝きをまた見せてほしい。