ヌルヌル問題続き(後にかなり修正)

前に書いたものにまた付け加え。
http://www.hero-s.com/01herosnews/20071027_2/20071027_2.html

 昨年大晦日に問題となった“スキンオイルの塗布”については、「私生活では普段、風呂上がりに使っています。昨日も使いました」と発言。HERO'S ルール第6条第1項には「選手は身体にいかなるもの(オイル、ワセリン、痛み止め、マッサージ用のクリーム、靴底・足裏へ滑り止め等)も試合前の計量より試合終了まで一切塗布してはならない」とあるため、この公開計量終了後から試合終了までは塗布しないことを約束した。

http://blog.livedoor.jp/kikuta_sanae/archives/51019794.html

だからこういうことが起こりうる前に、選手が今後スッキリ試合が出来るようにこれからは事前に今までとは違う特別なチェックが必要なんです。そうすれば後味の悪い試合は起こりません。

例えば外国人なんかは乾燥肌だと風呂上りにクリームをベタベタ塗る人もいます。香水も彼らは好きですよね。悪気がなくても、その時にオイルが体に染みて乾燥して、試合の時にちょっと汗が出れば汗と一緒に油がにじみ出てくるなんてことも十分に考えられます。

なので悪気がなくても起こりうることで、その位の気楽さで試合に出られちゃっても困ってしまうので、これからは厳重なチェックが必要なんです。
それも、人の手で体を触れただけでは正直分からない。その時は乾燥してる可能性がある。だから、もしかしたら化学製品に反応する高度なオイルチェッカーのようなものまで必要なのかもしれません。

http://www.plus-blog.sportsnavi.com/solitario/article/467

──明日なんですが、選手の体について、異常がないか実際に触って確かめる回数は、試合前までに何回あるんでしょうか。
礒野 システムとして、絶対にここで触るというのは2回あります。それはいずれも試合直前です。一人の選手に対して、最低4人の審判が触ることになります。
──仮定の話なんですが、また試合中にもし滑る、または他のことでデニス・カーン選手が何らかのアピールをしてきた場合はどのような対処を?
礒野 まあ…内容によりますね。例えばすごく明らかな…それはデニス選手と秋山選手の試合に限らないんですが、すごく極端な話をすれば、「何であいつは背中をあんな真っ赤に塗ってるんだ」というように一目で明らかなものであれば、その場で試合を止めて、どうしてそうなったのか、即座に対応できるものは対応しますし、それはルールに沿って対応しますけども、基本的にそのレフェリーがチェックしたものに関して、それだけ厳重な態勢でしっかりとチェックをやってまして、その中でレフェリーが検知できないもの、それに関して選手が主張した場合は、審判がそれに関して動くということはないです。
──体を触るタイミングは、入場の直前が一回と、リングインの直前が一回ですね。
礒野 そうです。
──インスペクターは控室にずっと待機して、選手の様子を見てるということですか。
礒野 今回、インスペクターは兼任という形で、控室に待機してバンデージ、テーピングを管理するということですが、その人間は基本的に、例えばトイレなどで席を外すのであれば他の人間が入れ替わるような形になります。100%、審判員が控室にいない状態というのはないです。
(中略)
──先ほど、今日も秋山選手はクリームを塗っているということだったんですが、それに関しては?
礒野 どの時点でですか?
──風呂上がりとか。
礒野 ルールミーティングの際に、計量後は塗ってはいけないという話はしましたので。
──前日から塗ってはいけないというのは今回から?
礒野 「試合前」というのは、ある程度常識ですとか、性善説に頼った表現だったんですね。「試合前」とか「試合中」というのは。だから選手から、いつからが試合前なんですかと聞かれたときに、審判団にも明確にここですという区切りはなかったんです。それに対して、公式計量の終了後という、時間的な、明確な区切りをつけさせていただいたということです。

計量直後以降はクリームは塗っていないだろうと思われる秋山だが、計量前の試合前日までは塗っていたようだ。これはスルーしていいんだろうか?ルールで制限できるのは計量終了後以降。ということは、それまではいくら塗りたくろうが反則行為にはならない。これを悪意を持って利用すれば、ヌルヌル行為はまたできるし、秋山はこれ以降も普通にやるんじゃないだろうか。秋山にグラップリングで勝つのは凄く困難なことかもしれない。

秋山は大晦日堂々と反則しても、体質的に仕方ない部分があるとはいえ、菊田が影響があるかもと指摘する日常生活のクリーム塗布を試合前日までしてるわけだから秋山の試合はオイル使用制限無しの特別ルールで試合させるのが一番公平だと思う。普通の総合の試合を秋山はやる資格ははっきりいえば無いんじゃないだろうか。秋山に対する疑惑の目はあの試合内容、試合に臨む態度では自分は晴れてないし、今後晴れるようなこともなさそう。

菊田の文章を読むと、秋山の試合前日までクリームを塗布してる習慣を見る限り試合ではヌルヌルしてるのが秋山の通常な状態なんだと思う。そしてそれをルールで規制することもできない。ルールで規制されてない以上秋山もその習慣を変えるつもりも無さそう(はっきりいえば柔道家時代、桜庭戦同様それもルールの隙間を突く行為だと思う)。今後HERO’Sで中心になっていく選手なんだろうが、そうなっていって果たしていい選手なんだろうか。