バント批判について考

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SNSを見るとバントをさせると、凄い勢いで批判するファンが結構多い。セイバーメトリクス的には?バントをすると得点率が下がるとかなんとかというのが理由なのかもしれないが、セリーグの優勝チームの阪神は犠打数136でリーグ1位、パリーグの優勝チームソフトバンクの犠打数は95でこれもリーグ1位。

 

日ハムの犠打数は57でリーグ6位と一番少ない(成功率もリーグ6位)。その数字でも新庄は選手にバントばかりさせるから無能みたいな意見を幾度となく見る。そういうファンは犠打数がリーグで一番少ないというのを見た上でいっているのか、知らないでいっているのか。

 

今年のリーグ序盤は犠打をしない試合が続いて記録になっていたような記憶があるが、そのことに対して新庄監督やファンもこのチームはバントしてないから凄いみたいなよくわからないことをいう風潮があった。

 

個人的にはそれの何が凄いかまったくわからなかったし、シーズン序盤にバントをしなかったことで、バントが必要になったときにバントをしてもなかなかうまく決まらない時期が続いて急にバントの特訓をチームで始めるみたいなよくわからないことが起きていた。

 

メジャーリーグでもポストシーズンならバントをやったりもするわけだし、上記の数字を見ても優勝チームがバントを一番しているというものが出ている。いくら練習でバントをやり込んでも実戦とは違うし、来季は練習試合、オープン戦からバントを積極的にやっても個人的にはいいと思う。

 

練習試合だからこそ打たせるというのもそれも確かだし、ファームの試合だからこそバントをさせるのもいいし、打たせるのもいいしどっちも必要なことだと思う。阪口が紅白戦でバントをさせられたことを凄く批判することが何人もいたが、実戦でバントをする機会は阪口にとっていい経験になっていると思う。

 

阪神136 横浜82 巨人89 中日131 広島88 ヤク125

ソフ95 日ハム57 オリ66 楽天77 西武88 ロッテ79

※数字はチーム犠打数