今の1軍のブルペンでは去年までブルペンの中心だった河野、池田がいない。当然それは成績不振によるファーム降格が理由だがその理由は何なのか。一番は去年までのフル回転がその理由だと思う。
ただ河野も池田もめちゃくちゃに登板数があったわけでもなく、数字としては割と抑えられたものではあると思う。そういう登板数でも調子を落としてしまうことが中継ぎではある。
先発でも規定投球回とかを投げた翌年に調子を落とす投手はいるが、中継ぎに比べれば負担としてはやはり小さいと思う。怪我が多いことが特徴だった田中正義は不安定ではあるけど、河野、池田に比べれば成績の波は小さい。
中継ぎは40試合くらいの登板数だとなかなか年俸としては上がっていかない。かといって河野や池田は52、53試合くらいの登板数でも翌年に響いてしまっている。中継ぎは40試合と50試合では色んな意味で(特に年俸面)大きな差があると思うが、50試合の登板数で不調になっていると、中継ぎとして年俸を上げていくことは難しい。
それは個人の問題だが、チームとしては中継ぎの不安定さというのが年間通しての課題になっている。ここは何度も言っているが外国人中継ぎを獲得することで層を厚くすることが凄く必要だと思う。その上で他の投手も力を付けて層を厚くして負担を減らしていかないといけない。
池田、河野に関しては今年は苦しんでいるが、こういうときは翌年結構復調することもあるので、そこへの期待というのはできると思うが(今年もう一度1軍に戻れればそれに越したことはないが)。