上沢、加藤、山崎福の大型契約比較

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去年のオフの動きとしては加藤貴之に4年12億の提示で残留。FAの山崎福也は6球団争奪戦になってソフトバンクは4年12億越えの提示をしていたが、日ハムは4年10憶の提示で獲得。

 

今オフの動きはポスティングでメジャー挑戦して、1年でNPB復帰をした上沢に日ハムは退団前の年俸1億7000万の単年契約を提示し、ソフトバンクは4年10憶(3年7億とも)を提示しソフトバンク入りを決断。

 

数字としての比較は上記のもの。日ハムもソフトバンクも球団として出せる条件は全て理解の範囲内というのが個人的な感想。上沢に関しては、意味のない仮定だがポスティングで移籍せず2024年に2023年と同程度の成績を残してFA権を取得していれば、おそらく4年10憶とかそれ以上の契約を提示していたと思う。

ただ上沢はメジャーに挑戦するために退団して、1年でNPBに復帰した。その経緯もあるし、FA権を取得しているわけではないことも考慮して日ハムが単年の1億7000万の提示は妥当だし、ソフトバンクが実質CランクFAの上沢に4年10憶のオファーというのも、ソフトバンクの資金力からすれば普通の提示内容。

上沢にも加藤や山崎福と同じ条件を出せよという声も聞くが、FA権を取得、あるいは行使した選手と、FA権を取得していない上沢に同じ評価をするのは、バランスが崩れる。これはポスティングのルールに抜け穴があって意図したものではないと思うが上沢はそこを突いたことになってしまった(有原と同じ)。

 

ソフトバンクに取られたくないからといって、加藤や山崎福と同じ条件を上沢に提示できないのは上記が理由になる。ソフトバンクからすればルールを破っているわけでは無いので、上沢に高額のオファーを出して獲得するというのは、有原と同じでいつも通りの動き。すべてを同列にして考えると話がおかしくなる。