上記が近年のドラフト競合の結果。2016年くらいまでで最初の入札の競合を当てたチームで優勝しているのはソフトバンク、オリックス、阪神、巨人、広島、ヤクルトの6球団。これをどう捉えるか。競合を恐れず積極的に行くべきなのか、競合を避けて確率の高い指名をすべきなのか。
これは答えが無いというか意見が分かれるところだと思う。名前を挙げてあれだが西武は4球団競合の隅田、武内を当てて今年は最下位。楽天は4球団競合の早川、2球団競合の荘司を当てて現時点で4位。
西武に関して言うと4球団競合の投手を二人当てても、4球団競合と3球団競合の投手を当てても野手の編成が機能しないとチームが低迷してしまうという一つのサンプルにはなってしまっている。
今年のドラフトでいうと投手の金丸と野手の宗山が多くの競合が予想されている選手。チーム状況によるがどっちの競合に突っ込んだとしても間違いとかは無いと思う。日ハムが金丸に最初に入札したとしても決しておかしいとか間違いとかは無いと思う。
個人的な意見としては宗山を最初に指名すべきと何度か書いているが、別に金丸を最初に指名したり、あるいはチームの年齢構成から石塚を指名しても別に間違いとか無いと思う。何度も言うけど正解とかはないところ。
チームの編成というのは目立つから仕方ないのかもしれないけどドラフトだけではなく、外国人の補強、FA、トレード、現役ドラフト、戦力外の獲得、ポスティングを認める認めないなども含めてがチーム編成なのだが、ドラフトだけで編成を評価する人が多いのが傾向としてはある。
個人的な感情としては同一リーグから引き抜きを連発するソフトバンクの編成は好きでは無い(というかはっきりいってやり過ぎだと思っているが)が、今年だったり以前の結果を見ても奏功しているのは間違いないところ。
こういうのを含めてチーム編成としての評価になる。だからドラフトは凄く大事なところだけど、別にそれだけでチーム力が決まるわけでは無いので、リスクを取って多球団競合に突っ込むのもいいし、リスクを減らして単独狙いでもいいし、それだけでそこまでチームとしての差が出るかというそんなことは無いと思う(まとまりのない記事になってしまった)。