この発言を今蒸し返してどうのこうのという気持ちは全然なくて、FA取得年（2021年）を超えた3年契約を球団が提示して、それを近藤が受けたときに、近藤的には損で球団がうまくやったような契約に思っていた。
ただ結果的にFA取得年の次の年に契約が切れて、その年にソフトバンクから7年50億以上のオファーを受けることになるとはだれも想像できなかったと思うし、近藤もさすがにそこまでは考えてなかったように思う。
成績だけで言えば2020年がキャリアハイで、今年の成績は規定打席に到達していない。その成績でFA選手としては過去最大といっていいレベルの超大型契約を勝ち取った。
FA取得年にキャリアハイを残してFA宣言することが最も商品価値を高めると普通は考えるけど、もっといろいろな要素を加味してFA権を行使することのほうが商品価値が高まるという一つの例になった。
浅村4年32億～36億 山田7年40憶っていうのも凄い数字だと思っていたけど、成績的にはそんなに見栄えがしない近藤が7年50億越えの契約を勝ち取るんだから、これは日ハムファン的にはきつくても、野球ファン的には凄いことだなと素直に思う。
