2020、2021野手成績比較からの今年の野手考

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上が2020の野手成績で下が2021の野手成績。2020の成績を見ると2020シーズンの打席数の半分とかそれ以上が今いない選手のものになっている。今に繋がるものがあまり無いシーズンになってしまったといえなくもない(結果論ではあるが)。

 

それに比べれば2021シーズンは2020同様チーム成績は奮わなかったが、浅間、高濱、野村、万波、五十幡辺りに経験を積ませることができたし、伸び悩んでいる石井、清水も2020シーズンに比べれば、成長の跡が見えた気はする(甘めの採点ではあるが)。王柏融も初めてそれなりの手ごたえはあるシーズンにはなったのではと思う。

 

この土台作り的なシーズンが今年、来年もずっと続いてしまうならチームが低迷が続くことにも繋がってしまうが、今年なのか来年なのかもっと先なのか、去年の経験がいい形として出来上がる可能性は個人的にはあると思う。

 

ただ一つ言えるのは西川は不振だったとはいえ絶対的なレギュラーだったわけだし、その選手の放出を安易に若手の経験で埋めることはよくない。西川を放出するなら、同ポジションの外国人を補強する。補強をしないなら西川を残すという編成はチーム作りのためには必須になる。

 

若手の経験、成長だけで主力放出の穴を埋めようとすることが今の日ハム低迷の一番の原因だと球団が理解してないなら、今の低迷が終わることは無いだろう。若手に安易にポジションを与えることが成長に繋がらないことはここ数年の日ハムを見ていれば誰でもわかる。