外国人5人制にこだわる理由 6人制のメリット

日ハムが外国人5人制を崩さない理由は、一番はコストを最小限に抑えたいというものだろうけど、それ以外を考えると外国人選手に出場機会を安定して確保したい。所属日本人の出場機会を外国人の枠で減らさないというものだと思う。

 

それが結果的に戦力の低下、競争力の低下に繋がり、他の外国人が機能しているチームと比べて戦力差に繋がっている。

 

阪神の外国人8人制は飼い殺しになってしまう外国人が出てしまうというデメリットはあるけど、確実に戦力増に繋がるというメリットは大きい。日ハムに外国人8人制を敷けとはいわないけど、6人制にするということは3年連続5位というチーム状況を変えるために一番優先的にしないといけないことだと思う。

 

新庄氏が色々改革しようとしているけど、正直それで簡単にチームや若手が変わったら苦労は無い。期待は当然持っているけど、過剰は期待はしないほうがいいと思う。

 

新庄氏の改革の前にチーム編成の方針を変えるのがチームにはより必要なこと。王もロドリゲスもチームの中では外国人として頑張ってくれていたとは思うけど、チームの中心レベルの活躍をしたとはいえないと思うし、彼らに簡単に外国人の枠を与えるような編成はチーム力の低下に繋がってしまう。

 

彼らは日本で実績(王は今年だけだが)を積んできていると思うけど、彼らがファーム待機を余儀なくされるくらい外国人が戦力として機能すればチームとしてはかなりいい状態になっていると思う。

 

バーヘイゲンはずっと1軍帯同だったけど、彼の前半の成績はファームでの調整があって当然のものだったと思う。契約で基本1軍帯同とかがあるのかもしれないけど、彼の前半の成績でそれをやられるのはチームが機能しなくなることにも繋がってしまう。

 

バーヘイゲンが後半くらいチームに貢献できる状態で1軍帯同を続けるのは当然理解できるけど前半のような成績なら2軍調整も辞さないような外国人の編成をすることがチームを変えるためには最優先に重要なこと。

 

バーヘイゲンは札幌ドームでの試合を得意としているので、登録抹消を利用して札幌ドームで多く投げさせるようにという起用法をして、彼が抹消期間中に外国人5枠目、6枠目を1軍に上げるみたいな起用法も戦力増強には有効だと思う。

 

外国人を6人制にすることはそれくらいチーム力向上に置いてメリットが大きい。阪神みたいに8人制にすればそういうメリットはさらに増えるが、飼い殺しする選手が増えるデメリットも増えるのでそこまでは望まないが。

 

外国人6人制にすればファーム待機の外国人もしっかり説明してくれれば理解してくれると思う。先発投手の10日間の抹消だけなら1軍帯同を続けることもできるし、8人制に比べれば外国人の理解も得やすいと思う。

 

3年連続Bクラスのチームを変えるなら外国人6人制を敷くことが一番の特効薬になるはず。補足というか今までは5人制を続けているが、岩本賢一氏や吉村前GMは外国人6人制を示唆していたこともあったので絶対にする気が無いわけではないとは思う。

 

ただ今まで一切やってないので色々調整が必要な部分があるし、それを嫌がってやってなかったということだろう。今年は新庄新体制になったことでその辺を変えるきっかけにはなる。仮に来年も同じように外国人5人体制なら3年連続5位の今年までと大差ないチームになるだろう。

 

阪神のマルテが調子が悪く無くても1軍に上がれないことに不満のようなものをSNSで主張してしまったということがあったけど8人制だとそういう難しさもある。ただ6人制ならそういう不満も出にくいと思うのだけど。