投手の足を幾度となく引っ張る守備陣 低迷するチームに置ける上沢、伊藤の思い

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この打席は柳田のヒットになっているが、ロニーのエラーといってもおかしくないような内容だと思う。仮にこれを普通にさばけていれば7回86球だったが、7回98球掛かってしまう。

 

 

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伊藤の試合では宗の打球でヒットになっているが、これもある程度のセカンドならさばけていた可能性があるような打球だったと思う。結果的に伊藤は6回98球の球数になってしまった。連打を食らった7回も石井が球際の弱さでヒットにしてしまうものもあった。

 

何度もいわれているが、守備の弱さが投手の足を幾度となく引っ張っている。上沢や伊藤の後ろが安定した守備で援護点を多くもらえるチームならもっと成績が伸びていた可能性はあった。伊藤に関してはルーキーなのに、味方から洗礼を受けるような試合が多くあるが彼の場合はルーキーイヤーにそういうことを多く経験していることが、糧になっている。

 

上沢も他のチームならドラフト下位からここまでの投手に成長できたかはわからない部分もある。伊藤にしろ上沢にしろチームの野手陣のレベルが低いことで、他のチーム以上に負担が掛かることが多いが、このチームだったからこそ成長できている部分もあるように思う。

 

このチーム自体投手陣全体のレベルはそれなりのものがあるけど、野手陣のレベルが低すぎるから常に野手陣がチームの足を引っ張っている。そのことに投手陣がどう思っているか。下位に低迷することが当たり前のようになっているから、上沢も伊藤もある意味伸び伸び投げられているのか、モチベーションが上がらないようなこともあるのか。

 

ある意味では今のチームにとって救世主のような二人だと思うけど、こういうチーム状況が続いたとしてずっとチームに残ってくれるのか、FAなりポスティングなりで出る可能性もあるのか。球団としては年俸が高くなるならさっさと他所に行ってくれという感じだろうから、二人が残るなら相当な思い入れがチームに無いと、近いうちにあっさりチームから離れることもあるかもしれない。