野球協約に違反する日本ハム球団の今後考

www.iza.ne.jp

日本ハムは最下位に低迷し今季はあきらめたのかもしれないが、主力選手をなんの見返りもなく特定随意で他球団に放出することは、勝つための最善の努力を怠る行為とみなされても不思議はない。野球協約において、勝つための最善の努力を怠る行為は、敗退行為のひとつとして明確に禁じられている。

 

 

コミッショナー事務局(機構)は、こうしたインテグリティーを侵す行為を取り締まる権利を持っている。今回のケースでいえば、ウェイバーにかけるよう指導できた。ウェイバーとはwaiver、「権利放棄」の意。NPBでいえば、シーズン中に所属選手の契約を放棄したい場合、その旨を全球団に公表のうえ、獲得を希望する球団があれば公示期間中(7日間)に申し込むことで、選手の移籍が成立する。これならば一定の公正は保つことができる。年俸はその年の契約残存期間の日割りである。

 

何回もいっているけど小林至氏が指摘するようにこの球団は勝つための最善の努力を怠っている。これは野球協約に違反する行為。NPBもそこを認識してこの球団のやりかたを調査し、協約に違反していることに対して処罰を与えないといけない。そうしないとこの球団がやり方を変えることは無い。

 

 

www.fighters.co.jp

 

1つのチームとして一致団結し、皆様に応援していただけるような試合とプレーをお見せすること、そのために全力を尽くすことを、改めて、監督、コーチ、選手その他役職員を含む全てのチーム関係者において徹底して参ります。

 

コーチ、選手じゃなくて、チーム編成に関わっている人間が応援してもらえるような試合を見せるために全力を尽くすことが今のチームに置いては一番必要なこと。馬鹿の一つ覚えで主力選手の放出を繰り返す。補強の費用を削れるだけ削るという行為が応援してもらうような試合を見せるために全力を尽くすことと程遠いことは誰が見てもわかるだろう。

 

中田の件なんて色々な意見が飛び交っているけど、自分に言わせれば巨人に中田の高額年俸の少しでも肩代わりしてもらいたいだけの動きとしか思っていない。中田のためとか色々美談にしようとしているが、そんなのただの後付けの話なだけ。

 

あと監督をコーチ、選手となぜ切り離して書いたかというと、監督はフロントの操り人形をやっているだけで自分の意志とかがほとんど見えないから。中田の件の動きもフロントにこういう風にやってくれと台本を渡されてそれをそのままやっているだけにしか思えない。

 

去年のシーズン終盤にファンの人が栗山監督辞めないでみたいなボードを掲げていて、それに賛同する人もいたとは思うけど、そうじゃないようなファンも多くいたと思う。その理由は人それぞれだろうけど、結局栗山監督が続ける=フロントの言いなりの人間がまたチームの指揮を執って、フロントの都合のいいように動くだけの監督を見たくないというファンが結構な数いたと思う。

 

案の定今年もそんな感じになっているし、編成面でお金を渋りまくっても文句を言わず指揮を執っている(編成でお金を掛けない分、結果の責任をフロントが監督に問う気が無いという構造)、中田の件も栗山監督がスケープゴートになっている。ある意味凄くわかりやすい構造になっているのに、気づいてない人は気づいてないのが結構な数いるのが日ハムの教育のたまものなんだろうか。