日ハム対楽天 外国人野手編成、日本人野手考

内容に関してはいい部分がほとんど無かったのでダメ出ししかなくなってしまう。ロニーロドリゲスは、成績が低迷しながらも何度もチャンスを与えられている。これは彼には悪いが、活躍への期待というより契約である程度の出場試合数の確保があってそれのためということとしか思えない。

 

彼がムードメーカーで、チームを明るくして試合への取り組み方も一生懸命さが伝わってくるが、助っ人外国人は結果を残せないと評価としては厳しいものにせざるを得ない。彼はメジャーで二けたホームランを打ったことが評価の一つになっているがそれは去年ではなく2019年のことで、去年はコロナもあってマイナーで試合が無く実戦が記録としては残っていない。

 

そんな状況だから4000万という格安で契約できたが、去年1年のブランクの影響は否めない。そんな選手を戦力として期待して獲得するスカウト、編成がおかしい。これもコストを抑えるためというのが最優先の編成になっている。長打力不足が課題のチームなのに、外国人野手の編成を2年間実績のない王と去年実戦経験が無いロニーロドリゲスで終わらせて許される編成はこの球団だけだろう(この球団は編成に掛ける金を抑えることだけが評価のすべて)。

 

日本人野手に関しては、現時点で打撃成績で最低限のものを残している近藤以外は、ポジションの確約は無い。そのことを感じながら取り組んでいる選手がいるとは思えないのが正直なところ。高卒3年目の野村はまだそこまでそれを感じる必要は無い部分はあるが、それ以外の選手はそこが足りない。

 

新加入の佐藤がそこを一番感じるというのはある意味寂しい。この球団はバカの一つ覚えで主力選手を放出し、その穴埋めの補強は皆無といっていいから生え抜きの所属選手は何もしなくても勝手にチャンスが舞い込んでくる。そのことが他球団に比べて、取り組み方から必死さが足りなくなってしまう原因。

 

ここの改善策は、現時点では無い。球団が今までの編成の方針を捨て去る以外今の状況は続くから選手個々がそういう環境の中高い意識で取り組んでもらう他ない。ただそういう選手がほとんどいないのが今の日ハムの低迷に繋がっている。