加藤は規定投球回到達者の中で防御率が一番悪いが、k/bb（三振/四球）という指標では山本に次いでいる。加藤はwhipも優秀だが、被打率が高い。加藤は四球が少ないのでwhipは低いが、その分球がゾーンに集まっているのでそこを狙われてヒットを打たれる確率が高くなっている。
普通の投手なら四球を出すくらいならヒットを打たれるほうがいいというが加藤に関しては逆くらいの感覚のほうがいいのかもしれない。昨日の西武戦も4回まで無失点だったが6安打されており（無四球）、5回に捕まったのはたまたまというわけではなかった（失策が痛かったのは確かだが）。
加藤が崩れる時は四球というより連打で崩れることが多い。これは相手チームが加藤の特徴（ゾーンに球が集まる）をわかってきているのがあるから、今後はそこを逆手に取るような変化は必要なように思う。
素人考えではもっと積極的にストライクからボールになる球を投げるとか、四球覚悟でボール球を多く使うとか、何かを変える必要はありそう。
