後半戦前の非公式戦展望

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後半戦前の非公式戦は、例年の開幕前のオープン戦のような位置づけなんだろうけど、少し勝手が違う部分はある。当然前半戦の個々の状態が前提になってくる。前半戦で1軍で出場機会を多く得た浅間、高濱、野村辺りは前半戦で出た課題にこの期間に取り組んでレギュラーを離さないようにしないといけない。

 

万波、五十幡辺りはまだまだレギュラーには遠いが、1軍で結果が出た部分もあるからその経験をこの時期により身になるようにしてほしい。

 

それ以外だと前半戦で調子の上がらなかった中田、大田はこの時期から結果にこだわって再アピールをしないといけない立場だし、試合に出てたとはいえ好調とはとてもいえなかった西川、渡邊はもう一度状態を見直す必要があるだろう。

 

彼ら以外で新戦力として上がってきそうな若手はあまり思い浮かばないが、フレッシュオールスターで存在感があった上野、梅林は多分1軍の非公式戦でチャンスが来ると思う。彼らが後半戦で戦力になるイメージはあまり無いが、公式戦では無くても1軍の経験を積めるなら凄く大きい。

 

投手で言えば、前半戦で結果が出た投手は疲労をうまく取りながら調整になるだろうけど、結果が出なかった主力のバーヘイゲン、宮西、玉井辺りは再調整をしつつ結果を残すことにもこだわらないといけないだろう。1軍でそれなりに結果が出た立野は、ここでもう一度アピールできればローテーションに入る可能性が出てくる。

 

ほとんどの選手は前半戦の疲れどうこうより、前半戦で見えた課題に対してこの時期にもう一度追い込んで練習量をこなさないといけない立場だろう。それをできる選手が今の日ハムにどれくらいいるのか。

 

繰り返しになるけど実績があって年俸も高いのに前半戦でほとんど戦力にならなかった選手たちはこの時期に相当アピールできないと、戦力外もありうるくらいの覚悟で非公式戦に出てほしいとも思う。このチームのファンは優しいから結果が出なくても責めるなという人が多いけど、球団フロントの人間はシビアに成績を見ているだろうからファンの優しい声を変に捉えないほうがいい。