2016年に日本一になっているプライド

多分球団はお金を掛けないチーム作りで絶対的な王者のソフトバンクを2016年に一度倒しているのが自慢なんだろうし、吉村GM、栗山監督も他の誰もやってないことをやったんだということが自慢なんだろう。

 

仮に近年ソフトバンク以外が日本一になっていれば、また話は違ったんだろうけどソフトバンクを倒したチームが日ハムしかないことが、自尊心のようなものにもなっている。

 

一度でも倒している以上、無理にお金をかけてチームを作ってまたソフトバンクに挑んだりペナントレースを本気で獲りに行く必要は無いとオーナーは考えているし、その考えを吉村GMが理解してチームを編成している。

 

あくまでお金のかからない範囲でチームを編成してその中でペナントレースを戦えればいい。そういうやり方で指揮をとってもらうには栗山監督が一番都合がいい。だから栗山監督がやめようとしたときは必死になって慰留をした。

 

そんなチームの勝ちを信じて本気で応援すること自体馬鹿らしい部分は正直ある。オーナーからすれば極論いえば選手は全部アマチュアに毛の生えた選手でチームを編成してお金を掛けずチームを運営することが理想なんだと思う。

 

そこまで極端にやったら、さすがに問題が出てくるから問題にならない程度にお金を掛けて補強したりチームを編成しているのが今の編成の責任者のやり方。

 

選手からしても仮にチームが勝ったところで自分が1軍で活躍してないなら何の得も無い。だったらチームが弱くて勝てなくても1軍の試合に出て個人成績を残すことのほうがお金を稼ぐことになる。後者のような選手が多いのが今の日ハムだろう。日本一へのモチベーションも一度達成している以上ほとんど無いだろうし。