走攻守の優先順位  原点回帰の意味

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今のチーム状況で走攻守(攻は打撃)で優先順位をつけるなら守走攻にせざるを得ないというかそういう意識をチーム全体に浸透させることが必要だと思う。若手は攻(打撃)への意識ばかりで守走への意識は総じて低い。

 

日ハムのチームの伝統としてまず守って走って攻める(打撃)は3番目のものだったのが、その意識が薄れつつあった。栗山監督が原点回帰といっているけどそれはどの時代を指しているのか。2016年ごろのものを指して原点回帰といっているならあまり変化が見られない気がする。

 

北海道移転当初の2006年辺りの日ハムをイメージして原点回帰といっているのなら、違いが出てきそうだけどその頃の日ハムを知っているのは現役なら鶴岡しかいない。コーチ陣なら小笠原や金子は知っているんだろうけど、栗山監督がどの時代をイメージして原点回帰といっているかをコーチ、選手とすり合わせないとまた変な方向にチームが行きかねない。

 

ドラフトで俊足五十幡が取れて、結果的に不動のリードオフマン西川が残留したが、このことをチームとしていい方向に向くように首脳陣が舵を取れないなら今季もずっと迷走するだろう。チームの全体の意識としてまずしっかり守る。そして足の速い選手が走塁で打線を引っ張ってそれ以外の選手が続いていく。

 

結果的にそういう方向性でチームがうまくいかなくても、それはそれでいいと思う。去年のような守りからチームが崩れていくようなシーズンはただ負けただけで次に繋がるものも無い。個人的な意見だけでいうと今年の順位は最悪最下位になっても、チームとして最低限の戦い方をシーズンで通せるチームになってほしい。