イースタンで下位のチームがフェニックスでなぜ優勝できたのか。自分が理由を考えるなら一番は野村の存在だと思う。彼はリーグ中ずっと打線の核として安定した打撃でチームを牽引していた(終盤疲労で失速はしたが)。
打線の核にそういう選手がいれば他の打者のマークは弱まるし、打線の中での役割も決まりやすい(野村の前に出塁しようとか、ここは長打を積極的に狙おうとか)。樋口、海老原、今井辺りがしっかり機能できたのは野村の存在が大きかったと思う(郡は思い切りのよさがいい方に出ていた)。
その結果がチーム本塁打数でリーグ断トツだったことにも繋がったと思う。今井、樋口は打つだけでなく四球での出塁で打線を線として機能することに貢献していた。打線が安定して機能できていたことが投手陣が投げやすい状況にも繋がっていたと思う。
後フェニックスは1.5軍といわれる選手がいないので普段のファームよりレベルが低いらしい。そのことが1.5軍にあまりいい選手がいない日ハムにとっても大きかったかなと思う。
余談だけど阪神はリーグ戦18試合で76失点。1試合平均4失点以上しているが、その内日ハム戦が3試合で33失点。日ハム戦がなかったら15試合で43失点で1試合平均3失点以下に終わっていたことになる。