中継ぎが弱いならクリス・マーティンのような投手を連れてくる。長打が不足しているならレアードやロメロのような大砲を連れてくる。先発の駒が足りないなら1年目のマルティネス、バーヘイゲンのようなメジャーでローテを回ったような投手を連れてくる。
先発、中継ぎ、打線全てで軸になるような外国人を連れてきてチーム編成できればチームは相当安定した力を出せる。その上で出てきた課題を若手を育てたり、足りないところをドラフトの即戦力で補ったり、可能ならトレードとかで戦力を整える。
それが正しいチームの在り方だと自分は思う。今は外国人でチームの軸になるような選手を連れてきて基盤を作るというところをすっ飛ばしている。その理由はコストが掛かることと、外国人が機能しなければ結果的に若手の出場機会を確保できること。その二つが主な理由だろう。
去年も今年も外国人が戦力にならないことで、結果的に多く出場機会を確保できている選手はいる。野手なら清宮(王もある意味そう)だし、投手では中継ぎの多くはそうだろう。
ただそういう形で出ている選手というのはほとんどが活躍していない。競争力が低下している中で出ている選手はレベルが高くなくても出られるから、必然的に1軍のレベルでは結果が出ない。そういう悪循環が今の日ハムでは起きている。
来年以降も外国人の編成は理由を付けて手を抜くからこの悪循環は続くだろう。結果チームが低迷して、観客動員がどんどん落ちようがコストは抑えられているし、若手の出場機会は確保できているしで球団的にはノーダメージという考えが今のフロントにはある。何のためにペナントレースに参加しているのかわからないレベル。