清宮の取り組み方考、野村との比較

例えば清宮は試合が終わった後自分の試合の動画を振り返ったりすることがあるのか。まあ多分あるだろうし、そこから改善点を考えているとは思う。ただ今のフォームの状態、崩れ方だとそれがあまり意味をなさない。

 

1年目の2軍のときの動画を見直して今と比べたりすれば多少は意味はありそうだけど。1年目のときは2軍のときはリラックスしていいフォームで打席に入れていたのに1軍に上がると結果を欲しがって力みが出て、フォームを改造する前の高校生のときのフォームに戻ってしまっていた。

 

多分周りでそれを指摘する人間もいないのだろう。清宮は他の選手のフォーム、スイングを参考にしたり、取り入れようとしたりという発想もほとんど無いと思う。だからどんどん我流の癖の強いフォームになってしまう。

 

後輩の野村は全治5か月の怪我を負ったこともあって時間があったからなのか、他チームのいい右打者の動画を見て、それを参考にフォームを作り直している。それが結果的にフォームの安定に繋がり、早い段階から1軍の投手に対応し始めたことにも繋がった。

 

今までの日ハム、清宮を見る限り後半戦も多く清宮にチャンスが与えられるし、今のようなOPS.600のような成績をうろうろすると思う。たまに打った時にほれ見たことかというファンもいるけど、OPS.600でも使い続ければ打つっていうだけの話だし、そのときの状況、相手投手のレベル見ても多分打ちやすい状況が整っていたということが多いはず。

 

それくらい今の清宮は1軍で勝負できるような状態からは程遠い。清宮を育成するという環境という意味では、一番くらい悪いものになってしまっている。育成の日ハムなんて口にするのもちょっとどうなのという状態。いい方向性に向かうことは無いと断言できるような状況だけど、ファンとしてはそれを見続けるしか無いのがもどかしい。