2018年、2019年日ハムの先発成績振り返り

上から2018、2019年の先発の成績

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2018年の先発は上沢、マルティネスがローテの軸としてチームを牽引。他の4人は好不調の波が激しかったが、先発として機能していた時期もあったので、1年間ある程度先発が機能できたとはいえると思う。

 

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2019年の先発はまずマルティネスが故障で離脱。だが有原が前年と違い開幕から安定感のある投球でチームを牽引。上沢はやや不調ながらもしっかりローテを守っていた。その上沢が6月に怪我で戦線離脱してローテを守れる先発が有原しかいなくなってしまう。

 

チームとしてショートスターターという新戦術にチャレンジしたのもあって、先発が短いイニングで降りることが開幕から多く、結果中継ぎの負担が増え夏場以降にパフォーマンスを大きく落としてしまった。

 

2018年から2019年に順位を落とした理由の一つに、先発が年間通して機能出来ななかったことはあっただろうと思う。だから今年はまず先発陣が年間通して機能できるように整備することがチームの最初の課題になると思う。

 

何回か先発に関しては書いているので繰り返しになるけど今年は先発の整備に関しては去年より準備を入念にしているように感じる。外国人の先発をマルティネス、ロドリゲス、バーヘイゲンの3枚揃えたり、くじを外れた結果ではあるけどドラ1で即戦力の先発候補の河野を取ったのもその現れかもしれない。

 

開幕が遅れたことで、上沢がシーズン頭から先発として機能できる可能性もある。頭数だけを考えれば去年よりは確実に揃っている。もちろんこういうのはふたを開けてみると実際に先発ローテで回れるのがどんどん減っていくものだけど、そうだとしても去年よりはなんとかなるんじゃないかなと今は思える。

 

そこからチームが安定して戦っていける形を開幕から一つでも多く作っていくことが今年は大事になってくると思う。ショートスターターはほんとに困ったときに使う形にすればそこで去年の経験が生きてくるし、チームのプラスになるだろう。