清宮フォーム、育成考7

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 ──大田選手と同じように、期待のドラフト1位(2017年)として日本ハムに入団した清宮幸太郎選手の印象は?

「高校までは同世代の中で頭ひとつ抜けた選手のひとりでしたし、言い方は悪いですが”お山の大将”という感じで野球をやってきた部分があったでしょうね。そこから日本ハムに入り、プロのレベルの高さを実感したと思います。栗山(英樹)監督が1年目から起用してホームランを打ったように、スイングスピードは速いです。僕の同じ年齢のときよりも上だと思います。ただ、プレーだけでなく練習の取り組みでも、”大人”になれないところがある。それを自分で気づいて、行動に移してほしいですね。

 

清宮が今のフォームに固執するのは、あのフォームでアマチュアのときに苦も無く打ちまくってこれたことが理由として大きいのだろう。

 

さすがに2年プロでやってあのフォームの限界に気づいていると思いたいが。あのフォームのまま一軍で結果が出たり出なかったりしたとしても、修正点自体よくわからないと思う。

 

去年の1軍昇格前の新フォームをベースにしながら、1軍の試合に出てうまくいかないなら修正点の洗い出しも、その修正の仕方も明確になりやすい。だから1軍の経験という意味でも今は遠回りしてしまっている。その遠回りも多分球団的には、色んなことを考えるきっかけになって、それが意味があることなんだと考えていると信じたいが。